平成28年度 下五島地区離島医療教育研究会に参加しました

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平成28年度 下五島地区離島医療教育研究会に参加しました

​ 2月28日(火)18:00から長崎県五島中央病院内で開催された下五島地区離島医療教育研究会に、潮谷センター長と奥村助教、現代福祉学科3年重富美希さん他4人と現代福祉学科2年生徳永美樹さん他4人の計12人が参加しました。研究会には医療系大学関係者はもとより、下五島地区の保健・医療・福祉に携わる現場従事者も参加していました。

 まず前田隆浩教授が開会のあいさつをした後、「地域医療に関する最近の動向」という題で地域枠の学生を視野に入れた医療系大学の教育研究の現状について詳しくお話をされました。次に小屋松淳助教が下五島地区の実習や「第4回 長崎地域医療セミナーin GOTO」の成果について学生の評価を踏まえて報告をされました。その後、大学関係者や現場従事者からの意見交換、討論会に移り、現代福祉学科3年生の尾崎美杜さんも、福祉を学ぶ学生の立場から長崎大学医学部生との交流が自身の専門分野の知識を超えて医療などの新たな知識を取り入れる良い学びに繋がっていると発言をされました。

 続けて、長崎大学病院 地域医療支援センター センター長 高山 隼人先生が「長崎で活躍する医師を増やす」と題して特別講演をされ、医師を対象とした離島医療における意識調査や医療費の実態分析を基に地域医療の現況や地域医療支援センターの取り組みについて具体的にお話をされました。

 学生たちにとって、今回の研究会は、医師の人材確保における取組から長崎大学医学部生の離島実習についてまで医療分野の知識を深める良い機会となりました。



 

参加学生の感想
現代福祉学科3年 尾崎美杜
 
 私は今回2回目の参加で、昨年は初めてで分からないことが多かったが、今年は五島市の取り組みが昨年とどのように変わり進んでいるか、また新たな課題や今後のあり方などについて幅広く学ぶことができた。五島市は市役所に地域包括支援センターが設置されていることもあり、行政と現場のつながりを考えながら聴くことができたこと、そして行政と現場の情報が入りやすいという利点がある一方で、人材不足に伴って生じる課題もあるということを知ることができ、現場の生の声を聞くことができたように思う。
 離島医療教育研究会では医学部は多様なニーズに対応できるような医師の育成を目的としてカリキュラムが組まれており、実習先の病院や機関の多様さなど医学部の実習内容や取り組みについて理解を深めることができた。また、私たちも参加させていただいている長崎大学医学部との共修授業や五島セミナーについて触れられ、私たちが長崎大学医学部と共に学習する意義や目的なども学ぶことができた。
 これら2つの参加を通して五島市のことを身近に感じることができる貴重な機会となったと実感している。
 
 
                                                      現代福祉学科3年 重富美希
 
 五島市地域包括支援センター訪問では、五島市の現状について人口減少や高齢化の問題、これらに伴う働く場の減少や産業の減少があることについて学ぶことができた。また、介護保険についても一人当たりの負担額が県内1位であることや全国でも15番目に高く、それらの負担を軽減するためにも様々な取り組みがなされていることを知った。兵庫県稲美町や佐々町をモデルにして、地域住民が気軽に集まれる居場所づくりや介護予防のための地域ミニデイサービスなどの取り組みがあり、五島の地域の特性に合わせて工夫した取り組みを知ることができた。
 下五島地区離島医療教育研究会では、医学系の実習についてや地域医療の現状について学ぶことができた。また、私たちが参加する五島セミナーについても報告があり、五島の地で学ぶ意味を考えることができた。
 
 
                                                      現代福祉学科3年 宗英美里
 
 今回、五島市地域包括支援センターを訪問させていただき、福祉に関する財政面や事業、五島市ならではの取り組み等を学ぶことができました。また、直営の地域包括支援センターのメリット、デメリットを知ることができ、新たな学びとなりました。他には、五島市の福祉に係る行財政について知ることができ、市の人口などとの関係があることについてもわかりやすく教えていただいたため、大きな学びの一つとなりました。
 次に、下五島地区離島医療教育研究会に参加させていただき、昨年参加した五島セミナーで学んだことの意義等を改めて考えさせられる機会となりました。今年の五島セミナーに今回の研究会で学ばさせていただいたことをつなげることができたらと考えました。
 
 
                                                    現代福祉学科3年 福田友里香
 
 五島市地域包括支援センターでは、五島市ならではの地域の特性を生かし、住民の方への支援の際に、センターの方々が多くの各種事業を円滑的に行い、工夫していることや困難な場合どう配慮しているのかを知った。また、介護予防ボランティアの育成では、様々な活動を行っており、支援者のフォローアップ研修や地域に出向き情報を提供したりと住民が進んで参加しやすい環境づくりを行い、安心して暮らせるようにサポートしていることを知った。これらのことから、支援者のコミュニケーション能力がいかに重要かを学んだ。
 下五島地区離島医療教育研究会では、長崎大学と長崎純心大学の学生が共に学ぶことで、それぞれの専門知識を出し合い事例を通して互いの視点の違いに気付くことで更なる学びを得ることにより自分自身の成長にも繋がると思った。また、長崎大学病院地域医療支援センター長の高山先生の講演では離島の現状を知りつつ離島ならではの特性から地域住民のニーズを発見しやすいようなネットワークづくりを構築しやすいをことを学んだ。それに加えて、地域医療支援センターの主な役割も知ることができ、福祉と医療の連携が進み、今後の地域包括ケアの推進に繋がるようにしていくことも重要であると学んだ。
 
 
                                                      現代福祉学科3年 森谷志帆
 
 五島市地域包括支援センターでの話は、五島市の人口や高齢者の現状や、介護保険制度改正を視野に入れた話、現場の生の声を聞くことが出来た。
 私は昨年も参加させていただいたが、また新たな支援などが取り入れられており元気な高齢者を増やす活動が充実しているような印象を受けた。
 下五島地区離島医療研究会では、地域医療支援センターについて初めて知る機会となった。また、小屋松先生の報告や実習に参加した学生の意見を聞き、地域医療に対して興味関心がある学生が多くいるということがわかりとても嬉しく感じた。
 
 
                                                    現代福祉学科2年 椿山あかね
 
 福祉・医学の現状を知り、時代の変化に沿って考え直さなければならない事がたくさんあるのだと痛感し、それに対して様々な工夫と対策がなされている事を知った。
 五島市の地域包括支援センターは地域包括支援センターと行政が一つになっているため、政策を意識しやすい環境ではあるが、異動などにより実践を展開していくことが難しくなったりすることもあり、必ずしも効率的とは言えない面もあるということを学ぶ事ができた。
 また、地域住民との日頃からの関係作りはとても大切であり、支援者の自己満足にならず支援は相手のことを考えることや様々な政策や財政等を視野に入れることが大切だと学んだ。
 次に離島医療研究会では、離島における医師不足の要因として勤務環境の過小評価があることや医師がいる病院でも休みをとることが難しい現状があることを知り、介護職の不足だけでなく医師不足や医師の勤務環境の見直しが必要だという事を知る事ができた。
 「離島」と聞くとマイナスイメージを持ちやすいが、都会にはない多くの魅力がある事を忘れてはならないと思った。エリアが狭いからこそ住民一人ひとりと向き合うことが出来るし、地域の特性を活かした活動ができる。高山先生の報告の中で後期高齢者人口一人当たりの医療費は離島の方が少ないのは、島の方が多職種連携ができている事も考えられた。今回の参加を通して、その地域だからこそ出来る活動があることを専門職の方々や現地から学ぶことができとても貴重な経験となった。
 
 
                                                      現代福祉学科2年 徳永美樹
 
 五島市地域包括支援センターを訪問したのは昨年8月に行われた五島セミナーの時と今回で2回目だった。五島市役所の方々から五島市の介護保険制度について五島市の現状などを踏まえながらのお話を聞いた。理解できない部分も多々あり自分の勉強不足を痛感した。大学の講義だけでは学ぶことが出来ないことや現場で働いている方々の生の声を直接聞くことができ、とても良い刺激を受けた。今後もこのような活動に積極的に参加し自分の糧にしていきたい。
 下五島地区離島医療教育研究会に参加して、地域医療に関する最近の研究や教育の動向や、地域医療支援センターについて学ぶことができた。また、「五島セミナー」や、「たまごの会」で関わりがある長崎大学医学部の学生たちの実習についてお話を聞くことができ、どのような実習を行っているのかを知ることができて良かった。
 
 
                                                        現代福祉学科2年 南佳奈
 
 今回は初参加だったのですが、自分が勉強不足であることを痛感した場面が何度もあり、特に介護保険制度については事前学習をしておくべきだったと反省しました。しかし、自分なりに理解できた部分もありました。五島市の介護保険の現状や五島市独自の取り組みを学んだことで、漠然と理解していた部分を具体的に学ぶことができました。また、分からなかったことを情報交換会の際に、質問させてもらったのですが、医療従事者や市の職員の方から丁寧にわかりやすく教えていただき、大変貴重な1日となりました。
 
 
                                                    現代福祉学科2年 山下美春
 
 私は正直テストのためだけに勉強をしていたのだなと痛感した。教科書や資料を試験のために勉強することと現場で活躍するために勉強することは全く違うと感じた。勉強した知識を現場で活用しなければ勉強する意味はないし、専門職としての活躍もできないと思った。しかし、実際の現場の方の声を聞くことで今まで自分のイメージでしかなかった地域包括支援センターに関する仕事を間近に感じることができた。また、教科書やビデオの中でしか勉強していなかったことはイメージでしかないから、実際の現場に自分が行くことは大切になってくることを改めて感じることができた。今回の訪問で、少しでも自分が疑問に思ったこと、気になったことは積極的に質問するようにしていきたいと思った。
 
 
                                                      現代福祉学科2年 梁瀬紗世
 
 五島市地域包括支援センターの訪問では五島市が県内でも高齢化が進んでいることや介護保険料が県内で一番高いことをうけ、地域ミニデイサービスなどを行い、いかにして介護予防に努めているかを理解することができました。その後の長崎大学主催の離島医療研究会では医学部生の実習について知ることができました。その中でも毎年開催されている五島セミナーについて触れられ、私たち長崎純心大学や他大学との関わりは医学部生にとっても私たちにとっても良い刺激、交流の場となっていることを改めて実感し、今後も積極的に交流していこうと思いました。

 

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