五島市地域包括支援センターへの訪問及び、平成29年度 下五島地区離島医療教育研究会に参加しました

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五島市地域包括支援センターへの訪問及び、平成29年度 下五島地区離島医療教育研究会に参加しました

 2月20日(火)、吉田助教及び地域包括支援学科3年生3人、2年生1人の計5人は、五島市で開催された下五島地区離島医療教育研究会に参加しました。

 一行は、研究会に先立ち五島市地域包括支援センターを訪問しました。五島市地域包括支援センターへの訪問は今回で3回目となり、毎年交流を重ねております。

 五島市地域包括支援センターでは、視察に来られていた行政関係者とともに、長寿介護課の中村邦夫課長並びに米山幸助課長補佐、尾崎美千恵係長により、五島市が長崎県で3番目に早く実施した、介護予防・日常生活支援総合事業について詳しく伺うことができました。五島市では、高齢化が進展する中、市民が元気で生きがいをもって暮らせる街づくりを目指して、新しい介護予防・日常生活支援総合事業の中で、各種健康づくりや地域ミニディサービスなどの地域みんなで支え合う施策を展開されているということ、さらに、地域の特性等を踏まえながら、介護予防・生活支援サービス事業の充実に向けてボランティア等の担い手の養成・発掘等を実施していることを教えていただきました。講義の後には意見交換の時間があり、学生は積極的に質問をし、大学だけでは学べないような五島市の実情や実践を聞く貴重な機会となりました。

 続いて、下五島地区離島医療教育研究会へ参加しました。研究会では、長崎大学地域医療学分野教授前田隆浩先生や長崎県五島中央病院病院長村瀬邦彦先生が地域医療実習教育について講演され、今後の教育の発展が、延いては五島市の医療・介護・福祉の発展につながるということが述べられました。

 そして、最後に長崎病理学/病理診断科 NEDCP 教授 新野大介先生による「長崎県の離島における病理診断システムの構築」についてでは,病理診断システムを構築することで,多くの病気に迅速に対応することができ、さらに顔の見える関係で診断、治療を的確に行う事が可能になることがわかりました。

 学生たちにとって、今回の地域包括支援センター訪問並びに研究会参加は、離島における地域包括ケアシステムの現状や課題、多職種連携の実際や医学部の実習、医療から見た離島の視点について学ぶよい機会となったようでした。

 

 



 

参加学生の感想
 
地域包括支援学科3年 金子 舞璃乃

 地域包括支援センターでは、下五島の現状に即した事業を行っていることを知り、支援する上で同じ長崎県の中でもそれぞれの地域の現状を知ることが必要不可欠であり、どのような支援を地域住民は望んでいるかを考えながら、寄り添い、支援しなければならないと考えました。離島医療教育研究会では、医療も高齢化の影響を受けていることや、その対策として地域枠として医学部へ入学する仕組みがあることを知りました。また、医療でもインターネットを利用した人材育成や情報交換があること等、長崎は島が多いため、長崎ならではの学習方法があることを知りました。


地域包括支援学科 3年  吉住 千晶
  五島市が取り組んでいる新しい介護予防・日常生活支援事業について話を聞いた。授業で学習していたことが、現場ではどのような取り組みを行い、何の目的で行っているのかという具体的な情報を直接知ることが出来た。高齢者に対して行っている予防や支援の他、五島市では県内で最も高額となった介護保険料を抑える工夫がなされている事を学んだ。最後に職員の方がお話された、離島で暮らしている人たちの事を他人事とせず、考え続けたいと思う。また、医療に携わる人から見た離島医療に関連する学生の意識調査や地域枠入学、病理診断システムなど福祉とは異なる分野を垣間見る事ができ、難しかったけれど面白かった。
 
 
地域包括支援学科 3年  南 佳奈
  人口減少や高齢化率、介護保険料が全国的にも高いことなど、五島市の現状や抱えている課題だけでなく、五島市の特性をふまえた事業や取り組みについても学ぶことができた。 新しい事業や活動を始めるにあたり、誰をキーパーソンとするか、どこにどのような働きかけを行うかは、地域の特性やそこに住んでいる住民のことを熟知していなけれはならないということを学んだ。また、長崎の離島医療実習は全国でも数少ない「地域を学ぶ」ことを目的とした実習であるということを知り、島が多い地域であるからこその強みであると感じた。
 
 
地域包括支援学科 2年 島田南海子 
 学校での講義だけではなかなか知り得ない現状について、様々な視点からの意見や報告を聞くことができ、五島ならではの取り組みやその背景を学ぶことができた。地域を知り、地域の強みと弱みを的確に把握し、何が必要とされているのかを見つけ出すことで、独自のサービス開発や活用、専門職の育成などが行われていることを学ぶことができた。離島医療教育研究会では、医療の担い手が不足する中でどのように教育を行っているのかを制度を踏まえながら理解することができた。データを元に、実習教育や地域医療において何が求められているのかを明確にし、教育を行っていたため、効率的で需要のある人材の育成が行われているのだと理解した。今回得た学びは他の地域や他分野においても応用が可能であるため、今後の学習を深めていく貴重な経験となったと思う。

 

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