第3回九州・山口家庭医療学セミナーに参加しました

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第3回九州・山口家庭医療学セミナーに参加しました

 7月2日(土)、3日(日)の2日間、大分県由布市の大分大学医学部附属病院で開催された第3回九州・山口家庭医療学セミナーに宮野准教授と吉田助教と現代福祉学科の2、3、4年生12人の計14人が参加しました。セミナーは下記のプログラムで開催されました。  

 セミナーの内容が家庭医や総合診療医のことが中心になっていたので、医療系学生との連携に自信をもっていた本学学生も当初はアウエー感や戸惑いを持ちました。しかし、各セッション等でのグループワークを通して、他大学の医学部生や看護学生等の言葉に耳を傾け、福祉の視点から自分たちの意見を述べるなどしてコミュニケーションを深めていきました。運営スタッフ等のみなさんからも本学学生がとても熱心にグループワークに参加していることへのお褒めの言葉もいただきました。  

 これまで、長崎大学医学部の学生さんと多職種連携について学んできた本学学生が、視野を広げて九州各地の医学部生や看護学生等と多職種連携について議論の機会を得たことは大きな成果でした。今回の学びの拡がりは、長崎大学医学部との共修事業や長崎多職種連携・たまごの会の活動にも生かされるものと思います。  

 なお、セミナーの詳しい様子は、医療・福祉連携センターのFACEBOOKに掲載中です。

 

 


プログラム

〇 第1日目・2日(土)   

・開会式・実行委員長挨拶(13:00~13:20)  大分大学医学部医学科3年 堀之内泰雄くん   

・基調講演「家庭医(総合診療医)ってこんなに楽しい!」(13:20~14:30)     

   宮崎大学医学部附属病院 地域医療・綜合診療医学講座 教授 吉村 学先生   

・セッション①「ケースで学ぶ患者中心の医療」(14:40~15:50)     

   大分大学医学部附属病院 綜合内科・総合診療科/宮崎病院 藤谷直明 先生   

・セッション②(16:00~17:20)    

 a「離島医療について~徳之島の現場からリポート~」

    医療法人徳州会 徳之島徳州会病院 副院長 水田博之 先生    

 b「災害における総合診療の役割とは~熊本地震の対応をもとに」      

    熊本大学医学部附属病院 地域医療・総合診療実践学寄附講座 特任助教 高柳宏史先生  

 ※セッション②は、a、b選択制。   

・ポスターセッション(17:30~18:30)  総合診療医・家庭医養成施設(発表者による説明)   

・移動   

・懇親会(20:30~)

 

〇 第2日目・3日(日)   

・朝食(7:45~)   

・移動(8:30~9:00)   

・セッション③     

 a「東洋医学(鍼灸・漢方など)の診療作法~臨床風景を動画で紹介。鍼灸体験コーナーもあります~」        

     真央クリニック附属鍼灸室/長湯鍼灸院 成田響太 先生     

 b「私たち医療者にとってその人らしい死/生の支援とは?!~患者さんの死の2事例を通して~」        

     独立行政法人国立病院機構 大分医療センター

     医療ソーシャルワーカー/社会福祉士(福祉社会科学修士)岡江晃児 先生

 ※セッション③は、選択制(9:30~10:50)   

・セッション④「生きやすい街とは~家庭医療の目線で私たちは何ができるのか」(11:10~12:30)      

 パネリスト  医療法人博愛会頴田病院 家庭医療専門医 臨床教育部長 吉田 伸 先生       

        医療法人博愛会頴田病院 初代家庭医療センター主任看護師 山中ゆかり 先生       

        大分医療センター医療ソーシャルワーカー/社会福祉士(福祉社会科学修士) 岡江晃児 先生       

        大分県津久見市そうごう薬局津久見港町店 薬剤師 長野曲来 先生      

 司会     大分大学医学部医学科6年 衛藤祐樹くん     

・閉会式(12:30~)

 
参加学生の感想
【現代福祉学科4年】
            
20130D002 市川加奈子

 4つのセッションで一番心に残ったセッションはMSWの岡江晃児先生の“私たち医療者にとってその人らしい死/生の支援とは?!~患者さんの死の2事例を通して~”です。医者・看護師・MSWのチームワークにより、クライエントにとって良い最後を送ることができるように全力でサポートを行ったという急性期の見取りの事例を聞いて、改めてMSWの仕事のすばらしさを感じました。

 

20130D015 桑原 薫
 今回の九山セミナーは、自分の知識不足・技術の未熟さをあらゆる場面で痛感した2日間となった。様々な先生の講義や、ワークショップはもちろん刺激的だったが、それと同じくらい、医療・福祉を目指す学生との出会いや、再会は自分の中でとても大きなものだった。他大学の学生と話していると、「これからはソーシャルワーカーの時代だよね!」とか「医療の上に福祉があるんじゃない、人の生活の基盤を固められるのは福祉で、福祉が埋められない穴を医療がカバーしているんだと思う、だから多職種連携でキーパーソンになってくるのは福祉職だと思う」という声をたくさんいただいた。そしてそれを聞いて私はとても嬉しかったし、自分が専門職として将来現場に出た時にそう言ってもらえるような人になりたいと思った。しかしいざ事例検討となると、心の中で援助の方向性としてはぼんやりとしたビジョンはあるものの、それを言語化し、根拠をもってわかりやすく相手に説明することの難しさに苦しんだ。しかしその一方で、現場で働いているソーシャルワーカーさんが実際に行った援助の展開の方法、クライエントへの思い、仕事へのやりがい・情熱等を聞くことで、自分が将来何をしたいのか、どうありたいのか、今まではぼんやりとしたイメージしか持てていなかったが、そのイメージがかなりクリアになってきたのを感じた。だが、そのクリアになりつつあるイメージ・目標に、自分の知識や技術が追い付けていないことに気付いてしまった今、自分は何をするべきかというと、「勉強すること」だと思った。「勉強すること」と言っても、ただ教科書を開いて読んだり、様々な福祉に関することを覚えこんだり、といったことが「勉強すること」のすべてではないと思っている。もちろん覚えなければならないことはある。それに加えて、実際に自分の目で見て、感じて、考え、それを相手にいかにわかりやすく、根拠を持って説明できるかのトレーニングをしなければならない。これらのことは、常日頃から先生から言われている言葉でもあるが、それをしなければならないと自分で感じるきっかけになったのは今回のこの九山セミナーだったので、この気づきを忘れないように、残りの学生生活を過ごしていきたい。
 
 
 
【現代福祉学科3年】 
 
20140D002 石尾千穂
 家庭医のことについて知らなかったことが多かったけれど基調講演で仕事内容や魅力について知ることができました。家庭医は、重症の人を訪問して診ることが多いと思っていましたが子どもから診ていたのでその子どもの成長を見ることができるし、その人の生涯を通して診る仕事だと思いました。家庭医の魅力をイキイキと語る先生を見て素敵な仕事であると伝わったし、自分の職業をイキイキとと語ることができることに憧れました。
 
 
20140D011 尾崎美杜
 今回のセミナーは医療中心の話が多かったが、ソーシャルワークーのことを知りたいという人や興味を持ってくれる人がいてくれたことに嬉しく思った。また、医師側の理解を深められたとともに他職種について知らないことばかりであったことに気付くことができた。今後もこのセミナーで得た知識やつながりを活かせるよう頑張っていきたい。
 
 
20140D012 尾畑郁美
 セッションを通して医学生と意見交換を行ったことで、医療と福祉の視点の違いに気づき、医療分野と福祉分野の専門性をより知ることができた。多職種と上手に連携をしていくには、他の職種の専門性を理解し、情報共有が必要だと感じることができたセミナーだった。
 
 
 
20140D014 川口裕貴
 今回九山セミナーに参加し、家庭医についてや、多職種連携について貴重なお話を聞くことができました。多職種連携については相手の専門性を知ること以外に自分の専門性を言語化して伝えることが重要であるとわかりました。また、誰のための多職種連携なのかという部分で多職種のためなのか、患者のためなのかという二つの捉え方があると知り、自分の見解を広げることができたように感じます。そして、全プログラムを終えて今回の九山セミナーでできた繋がりを大切にしていきたいと思いました。
 
 
20140D025 宗英美里

 多職種連携のためには、各職種の専門性の理解と尊重し合うことで、同じ目標に向おうとするチームとしての働きが強く、いいものになることを学べた。また、自分自身の意見を思うことだけではなくしっかりと言葉にすることの大切さを痛感した。

 

 
20140D037 長友紗衣
 九山セミナーに参加して、セッションでは医療に必要なものは何だろうというテーマでのグループワークを行うなど、医療について考えることもあり、難しいと感じることもあったのですが、福祉の視点での意見を述べ他学科の方に福祉の視点について伝えることもでき、私自身は医学の視点について学ぶことができ、学びが多い二日間でした。
 
 
 
20140D043 松尾美佳
 セミナーは家庭医療、総合医療についてがテーマで難しかったが、貴重なお話を聞くことができとても勉強になった。実際に起きた様々な困難事例から患者さんをかけがえのない存在として尊重することとはどういうことなのか、深く考えさせられた。SWが出来ることに限界を作ってはいけないと思った。
 
 
20140D050 山口晃平
 私は今回のセミナーに参加して様々なことを学び、様々なことに触れ、大変勉強になった。医学科や看護科など他学科の学生と複数のセッションで一緒に同じテーマについて考えるなかで、それぞれの専門職の立場で捉える視点が異なることも少なくなかったように感じた。そこで、いかに専門分野についての学びを深めることと他職種に関しての知識を増やしていくことが大事だということを実感しました。
 
 
 
【現代福祉学科2年】 
 
20150D022 徳永美樹
 今回初めて参加してさまざまな分野の人と関わり意見を交換したり、お互いの知識を共有したりすることができた。家庭医療/総合診療ということで医療の話があったが自分には医療に対する知識がないため、イメージがつかず難しかった。同様に医療を専門とする人と意見を交わす中で福祉の分野はわからないという方もいらっしゃった。今回のセミナーに参加して自分の専門職について知ってもらう、他の職種について知るという相互の関係作りが、多職種連携には大切になってくる感じた。セッションを通して自分の専門職について福祉を知らない人に伝えることの難しさや、自分の意見を言語化して伝えることの難しさを感じ、これが今後の私の課題でもある。
 これからもこのようなセミナーに積極的に参加し自分の専門職に対する知識を深めると共に他の専門職に対する理解を深め、視野を広げていきたい。
 
                               
20150D036 梁瀬紗世
 今回のセミナーに参加して、総合診療医について知れたこと、医療ソーシャルワーカー(MSW)の先生のお話を聞いて、MSWってこんなこともするんだと視野を広げることが出来たのが自分の中で1番得たことです。そして、いろんな人と交流してお互いの価値観を考えるこが出来たし、これからも切れない繋がりを作れたことがとても嬉しかったです。

 

 

 

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