平成27年度 第3回長崎地域医療セミナーin GOTOに参加しました

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平成27年度 第3回長崎地域医療セミナーin GOTOに参加しました

 既報のとおり、8月21日から23日まで、五島市富江町で開催されたセミナーに長崎純心大学現代福祉学科及び人間心理学科の学生11人が参加しました。その活動の様子は本センターFACEBOOKに掲載しておりますが、その概要を報告します。

 第1日目は、セミナー開会行事の後、五島市を表敬訪問し、歓迎のお言葉をいただきました。その後、7つのコースに別れて、五島市内の医療機関や福祉機関を訪問しましたが、その中には伊福貴診療所のように二次離島も含まれていました。富江病院を訪問した学生たちは、病院関係者や患者さんのご理解をいただき、人工透析中の患者さんの脈をとったり、聴診器を当てることを初めて体験しました。最後は、さんさん富江キャンプ村に集合し、ウエルカムレセプションを通して他大学との交流を深めることができました。

 第2日目は、長崎大学の小屋松先生の講義から始まり、徳州会グループ家庭医療センターの佐野先生、長崎大学の中桶先生、上智大学の栃本先生、長崎大学病院の山下先生、上五島病院の八坂先生、武蔵野大学の渡辺先生と講義が展開されました。学生たちはタイトなスケジュールにもかかわらず普段聞けない先生方のお話に真剣に耳を傾け、多職種連携や地域医療連携についていろいろな学びをすることができました。
 最後の懇親会では、学生たちは明日のワークショップに備えて交流を深めることはもとより、大学や学科を越えて地域医療や福祉に関することや将来の夢などを夜遅くまで語り明かしました。

 第3日目は、「『くらし』を支える診療・支援を考える」をテーマにワークショップを行いました。各グループとも医学系、福祉系の学生が、多職種連携をキーワードにして議論を重ねました。途中、ワークショップのヒントになればということで、長崎みなとメディカルセンター市民病院の宮川先生が医療ソーシャルワーカーとして医療現場での多職種連携の実際を紹介してくださいました。その後、各グループの成果を発表し協議しました。 最後に、長崎大学の前田先生から、今回のセミナーは新しいものを含めて盛りだくさんな内容を準備していたが学生の皆さんには深い学びがあった、また、短い時間の中でワークショップも完成度の高いものを作り上げることができたと総括されました。そして、本セミナーの継続性と有効性の観点から世代交代、次の仲間へ繋ぐことが大切とも付け加えられました。

 2泊3日のセミナーでしたが、参加した学生たちは多くの学びを得たといえます。本センターでは、このセミナーを機会に、今後とも本学学生と長崎大学医学部生との連携がさらに深まることを支援していきたいと考えております。

 

 

参加学生の感想

現代福祉学科 4年 荒田 瑠美

 今回、私は初めて地域医療セミナーに参加させていただき、普段はなかなか関わる機会のない医学部生と関わることが出来たり、素晴らしい先生方の講義を受けることが出来、とても意義のある2泊3日になりました。
 これから、少子高齢化が進むなかで、住み慣れた地域で過ごす地域包括ケアシステムという政策と実践のなかで医療・介護・福祉の連携が大切になると言われています。そのため、わたしは今回のセミナーで学んだことに加え、自身の知識や専門性を高めていき、将来、多職種連携のなかで福祉の立場から専門性を発信できる人になれるよう努力したいと思います。

 

現代福祉学科 4年 戸口 四郎

 今回のセミナーでは、医学部生とのディスカッションを通じて、「相手にどのようにして伝えるか、そして相手の言葉をどのように受け取るのか」といった、自らとはバックグラウンドが異なる方たちとのコミュニケーションを考える良い機会が得られました。
 また、今年は医学、福祉分野の多くの先生方のご講義をいただくことができました。なぜ連携が必要であるのか、そしてそれをよりよいものとするためにはどうすればいいのか。先生方のたくさんのメッセージをいただきながら、長崎の地域包括ケア発展のための知識や技術、そしてリサーチマインド形成の基盤となるものを、セミナーを通し私たちは得ることができたのではないかと考えています。
 最後に、私は2度目のセミナー参加でありましたが、今年は実行委員として参加したこともあり、昨年とはまた少し違った角度でセミナーを体験することができました。
 企画を進めるにあたって、私自身、学生ゆえに足りないことは多くありました。しかし、その足りない部分を皆で協力し、補い合って企画を進めていくことを通して、このセミナーが本当に多くの方々の「連携」があったからこそ成り立っているのだと理解できました。
 大学、五島市、そしてそこで生活される住民の方々など、セミナーに関わる全ての方々が共に手を取り合い、作り上げてきたこのセミナーを次につなげられるよう、感謝の気持ちをもって今後も学びを深めたいと思います。

 

現代福祉学科 4年 中尾よしの

 地域医療セミナーに参加して、五島中央病院、生活介護事業所、就労継続支援事業所の見学に行ったことで、五島における医療や福祉の現状の一端に触れることが出来たので、とても勉強になりました。また、普段聴講することができない先生方からの地域医療についての講義、多職種連携についての講義、地域包括ケアや地域福祉に関する講義を通して、医療と福祉の両分野について学ぶことができ、とても貴重な体験をすることができました。さらに、ワークショップでは、自分の福祉の知識が足りないということを感じ、今後は、さらに福祉のことについて学び続ける必要があると気づきました。特に、医学部の学生は、知識はもちろんのこと、分かりやすく伝える力や意見をはっきり言う力も身につけており、将来の多職種連携を実現していくためには、福祉分野に従事しようとする者が知識とともに、意見を伝える力も身につけていくことが必要不可欠だと感じました。

 

現代福祉学科 4年 芳田 彩夏

 今回地域医療セミナーに参加させていただき、普段聞くことができないような先生方のお話を聞くことができたり、ワークショップを通して、多職種連携の難しさや大切さを学ぶことができました。
 講義では、医療と福祉の両方の側面から地域医療、地域包括ケアについて学び、視野を広げることができたと思います。私は地域包括ケアについて、これまでにも学んできましたが、まだまだ知識が足りていないと痛感しました。今回の講義内容を活かし、今後の学びに繋げたいです。
 また、ワークショップを通して他分野の学生と意見交換を行い、視点の違いを実感しました。自分の専門分野である福祉の視点から意見を言い、理解してもらえるよう伝えることは大変でした。そのため、専門分野について私自身が理解し、それを他分野の人に伝えることができなければ、多職種連携を実現させることは難しいと思います。まずは自分の専門分野について極め、他分野の領域について理解を示していくことで、尊敬できる関係ができたら良いと考えました。また、多職種連携をすることにより、結果として利用者の利益につながると思います。利用者のことを考えた支援方法を多職種で考えていくことが大切だと思いました。

 

現代福祉学科 3年 梅本 由衣

 今回、地域医療について学ぶことや他の大学の学生さんと交流をすること、五島(離島)の病院や福祉施設の見学をさせていただいたことなど、これまでに経験したことがないことばかりで、全てが私にとって大変新鮮で、貴重な時間でした。多職種連携をテーマに長崎大学をはじめ、多様な大学の医学部の学生さんと話をさせていただきました。最終日のワークショップでは、さまざまな専門職を取り入れて、それぞれの視点から意見交換を行い、発表までさせていただきました。福祉について学ぶようになってから、多職種連携については何度も耳にしてきましたが、本来の意味や目的、必要性などまだまだ知らないことが多くあることを実感し、自身の知識の未熟さを痛感しました。また、ロールプレイを通して、専門職である前に私たちは一人の人間としてコミュニケーション能力を向上させていく必要があると考えました。
この3日間のセミナーは、自身の視野が広がり、これまでふれることのなかった地域医療についてもっと知りたいという気持ちが強くなりました。また、これからの大学で学びを深めていくにあたって、良い刺激となりましたし、ここで出会った人とのつながりは大切にしていきたいです。そして、今回の地域医療セミナーを開催にするにあたってご指導して下さった先生方、五島の地域住民の方々に大変感謝をしています。さらに、このような機会があれば、ぜひ積極的に参加させていただきたいです。

 

現代福祉学科 3年 横山 千夏

 今回地域医療セミナーに参加して普段学校の授業ではあまり知ることが出来ない離島での医療・福祉というものを知ることが出来ました。特に印象に残ったのが二次離島である椛島にある伊福貴診療所への訪問です。このセミナーに参加するまでは「二次離島」という言葉を聞いたことがなかったため、そのような地域での医療・福祉ということについてあまり考えたことがありませんでした。セミナーに参加するにあたって事前に伊福貴診療所について調べた際に二次離島がどのようなものなのかということや島の現状などが分かり、このような地域でどのように住民の方に医療と福祉が提供されているのかということにとても興味を持ちました。実際に見学に行くと65歳以上の高齢化率が約70%という地域にも関わらず島内の道や各家庭の庭などがきれいに整備されており、地域住民同士の関わりや地域と福祉との連携がうまくいっているのではないかという印象を受けました。福祉に関して島内には五島市の社協が運営するデイサービスセンターがあるということだったので、高齢者の方が島に残って元気に生活していくためには今後も多職種がしっかり連携して利用者の方の健康や生活を支えていく必要があるのではないかと思いました。
 今回のセミナーで行ったワークショップでは多職種連携を実現していくためには、他の職種の意見や考え方を受け入れること、そのうえで自分の職種についてもしっかり説明することが出来る力が必要であるということを改めて理解できました。今回のセミナーでは授業で修得したことに関しても自分の知識がまだ曖昧で、うまく説明できないところもあり、悔しい思いをしました。このことから、他の職種への理解も大切であるが、まずは自分の専門分野への理解をもっと深めるためにさらに勉強していく必要があるということを強く感じました。

 

人間心理学科 3年 鈴田 紘子

 2日目からの参加でしたが、多職種連携の大切さについて学ぶことができました。中でも医療と福祉は2人3脚であり、お互いがお互いを信頼し、協力することで、患者さんにより高度な医療サービスを提供することができるということがわかりました。そして、そのことを心理学の立場から考え、学習する機会を得られたのは貴重な体験だったと思っています。さらに、今回のセミナーの中で新しい友人もでき、ネットワークを広げることができたように感じました。実行委員として参加させていただいたこともあり、無事に終了した時、そしてみんなが楽しそうにしているのが見られた時は、今日までやってきてよかったと思うことができました。

 

現代福祉学科 2年 石丸阿佑美

 今回の長崎地域医療セミナーに参加することで、専門的知識や技術の理解と医療に関する多職種を知ること、そして、それら多職種との連携の大切さを学んだ。また、五島という離島の地域医療現場を実際に見ることで、地域医療の現実やその背景にある地域の若者不足や高齢者の増加、過疎化による問題などを知ることができ、そのような現実や問題がある中で、福祉職または介護職として、どうのような支援を提供する必要があるのか、また、どのように多職種と連携し、利用者が安全でより良い生活を送ることができるよう協力していくのか考えることができ、とても良い経験となった。だが、その中で、専門性を活かせるようにするためには、福祉職や介護職としての知識や技術を学ぶ必要がもっとあり、福祉の専門職としての責任感や、自分から意見していく積極性が必要であると思った。また、地域で共に働く様々な多職種のことをもっと知ることが必要であり、わからないことや疑問点を積極的に聞く姿勢が必要であると思った。今回のセミナーでは、医療、特に医師となる学生の方々や地域連携を学んできた先輩の方々と様々な話をすることができ、自分の知識不足と経験不足を痛感した。彼らと対等な立場として、協力していけるようにさらなる努力が必要であると思った。

 

現代福祉学科 2年 尾﨑 美杜

 どのようなセミナーになるか楽しみあり、不安ありという気持ちでしたが、セミナーで講義などを受けるなかで、教授たちの私たちに対する一生懸命な気持ちや、教授たちが他の教授に質問し、相互に学ぼうとする姿を見て心をうたれ、私はもっと努力し、勉強しないといけないと強く感じました。
 3日間を通して社会福祉士は医療などの分野にも知識の幅を広げ、もっと勉強していくこと、また自分の考えを持ち、発信する力を身につけていくことを意識し、 これからの勉強に取り組んでいきたいと思いました。

 

現代福祉学科 2年 金子 虹風

 私は、初めてセミナーに参加させていただきました。セミナーが始まるまでは、他の大学の方々と意見を交換するような事が出来るのだろうか、3日間やっていけるのだろうかと不安でした。しかし、コミュニケーションをとることで仲が深まったと思います。ワークショップでは、自分がどれだけ勉強を怠っていたのかを改めて実感しました。これからは専門性を磨いていかなければならないと思いました。

 

現代福祉学科 2年 川口 裕貴

 今回、長崎地域医療セミナーinGOTOに参加し、「地域医療における多職種連携」について学びを深めることがてきた。3日間の日程を経て、まず、病院の入院においては、病床が足りず、また、患者の回転率も悪いという現状であり、施設では、入所の空きを年単位で待っているという状況にあることを知った。そこで、その解決策として、在宅医療が推進されており、その場での主治医や、薬剤師、管理栄養士や理学療法士、社会福祉士等の多職種連携がとても重要であると感じた。患者とその家族にとってよりよい状態をつくるために、様々な専門分野が正しい知識を持ち、患者たちの意向に可能な限り沿った案を出しあっていくことが必要であると理解した。また、様々な職種が集まることで、それぞれが持っている情報を共有することができ、今までに見えてこなかった違う視点からの解決策が生まれてくるのではないかと考えた。
  このような他大学との連携を図り、ワークショップを行うという貴重な機会に参加でき、とてもよい経験となった。自分の持っている知識の少なさや、コミュニケーション能力の低さから、他大学の医学部等の方に、福祉の政策や、支援のあり方の説明が上手くできないということや、情報発信の難しさを深く感じることかできたので、これからの課題として、取り組んでいこうと思う。

 

 

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