第4回長崎地域医療セミナーin GOTOに参加しました

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第4回長崎地域医療セミナーin GOTOに参加しました

 8月19日(金)から21日(日)まで、五島市富江町で開催された第4回長崎地域医療セミナー in GOTOに長崎純心大学現代福祉学科の学生12人が参加しました。セミナーにはその他に、長崎大学医学部医学科生が28人、鹿児島大学医学科生2人の計42人の学生が参加しました。セミナーでの活動の様子は、既に本センターFACEBOOKに掲載しておりますので、まとめと学生の感想を報告します。

 学生の段階から医療系と福祉系の学生がともに学び合う取り組みは全国的にも少なく、先駆的な取り組みですが、ワークショップ等を通じて自ら学び自ら考えるプロセスの中で新たな課題を見出していくというアクティブな学びを体験したことが一番の学びでした。また、医療と福祉をはじめとする多職種が連携し地域を支え合うことの大切さ、必要性も体験的に学ぶことができたセミナーでもありました。

 本セミナーでの成果を今後の共修授業などに生かすなど、本学学生と長崎大学医学部生との連携がさらに深まることを支援していきたいと考えております。

 


参加学生の感想
現代福祉学科4年 市川加奈子
 今回のセミナーでは多職種連携の難しさと五島の医療の現状を改めて知りました。ワークショップでは、医学部の方の意見や医学的視点からの気づきが聞け、福祉の考えも踏まえてまとめたが、記入ミスや理解不足から福祉の知識がまだまだ足りないことを実感しました。医療との連携をするためには、専門的な知識が必要とされるため、現場で恥ずかしい思いをしないために、学生のうちにしっかり福祉を学ぼうと思いました。
 

 

                         現代福祉学科4年 梅本 由衣 

 地域医療セミナーへの参加は今年で2度目であり、特に今回は実行委員として準備から携わらせて頂きました。今年の実行委員のミーティングでは、これまでのセミナーとは異なる内容にしたいという思いが強く、これまで取り扱ったことのない周産期、小児期を加え、さらに、成人期、老年期と4つの時期の事例を用意し、ワークショップを行いました。それぞれの時期で生じるニーズはさまざまですが、最終的にはすべて話がつながるということやどの時期においても医療と福祉の多職種連携が必要であるということが考えられたワークショップになったと思います。
 今年は、実行委員であるということと4年生であるということから、昨年以上に緊張感と責任感がありました。そのためか、福祉を学ぶ学生として利用できる制度など支援の内容に意識が偏ってしまい、今回のワークショップの特徴であるつながりや精神的な面でのケアなどが欠けてしまったことが反省点となりました。また、グループで学年が最高学年ということで、いかに周りの後輩たちの気持ちを乗せて、ひっぱっていくか大変考えさせられた3日間となりました。ソーシャルワーカーという職種も、さまざまな現場や専門職の間に立って、連絡・調整を行う専門職であるため、自分のスキルとして磨いていけたらと思います。
 来年は、私も福祉の専門職として現場にいくことが目標であるため、昨年と今年の2年連続で参加することができた地域医療セミナーでの経験を活かして、残りの大学生活でさらに学び、充実させます。

 

 
                         現代福祉学科4年 北村 春菜

 今回五島セミナーに参加して、五島市長寿介護課と福江産婦人科医院に見学をすることができ、五島における介護保険の現状や五島ならではの取組みについて学ぶことができました。講義では普段きくことのできない先生方からの家庭医についての講義や、五島市の母子保健事業についての講義、看取りについての講義等を聞くことができとても貴重な時間となりました。
 2日目、3日目に行ったワークショップでは、周産期、小児期、成人期、老年期といった4つの事例について各班で話し合い、クライエントの現時点での支援だけを考えるのではなく、過去と未来を視野に入れて支援を考えていく必要性を学ぶことができました。
 また、将来の多職種連携を実現させていくためには他の職種の意見や考えをきいて受け入れること、そして自分の職種について相手にしっかり説明できる力が必要であると改めて理解しました。今回のワークショップで自分の福祉の知識が足りないことを痛感し、まずは自分の専門分野の知識を深め、他分野の人たちと意見交換を行っていけるようきく力、伝える力も身につけていくことが必要であると感じました。それぞれの持っている専門分野に理解を示し多職種で考えていくことの必要性とその難しさを感じることができました。

 

 
                         現代福祉学科4年 澤田 寿美

 私は去年の五島セミナーに参加できなかったので、今年参加できることを楽しみにしていました。1日目の施設見学では伊富貴診療所を訪れ、二次離島での医療現場を見学させていただきました。そこでは看護師の方が一人で様々な役割をこなしておられ、医師の先生も「彼がこの島の医療を支えている」と言われていました。またその先生も他に2つの離島を往診されているそうで、五島の医療を支えているのだと感じました。また民生委員の方のお話しを聞くことができ、地域の結びつき、繋がりの強さを感じました。
 2日目は、講義とワークショップがメインで朝から夕方まで学ぶことがたくさんありました。特に現場で働かれている医師の先生の講義は普段大学では聞くことができない貴重な機会でした。五島での看取りを話してくださった井上先生のお話ではQODという概念を学び、これからの在宅医療や地域包括ケアではとても大切なことであり、私たちも支援していかなければならないものだと思いました。全部で5つの講話を聞くことが出来ましたが、どのお話もたいへんためになりました。
 ワークショップでは小児期を担当し、医学部の学生と福祉の学生で事例検討をしました。事例が今まで考えたことがないようなものだったので、これであっているのだろうかと不安を感じながらも、互いの知識を共有しあいながら、支援の方向性を考えていけたように感じます。医学部の学生に福祉の専門職や考え方について少しでも知ってもらう機会になっていればよいと考えました。
 3日目は、ワークショップの発表をしました。発表を終えた後に、先生方に質問をされ自分に足りなかった視点などが分かりました。特に離島での支援ということで限られた社会資源をどのように活用するか、特に開発という視点が抜けていたので今後に生かしていきたいと思いました。医学的な視点では、リスクに関することやその他にもたくさんご指摘頂き、純心大学の講義だけでは得られないたくさんの学びを得られたのではないかと思います。
 長大の医学部生はもちろん、個人的には鹿児島大学の医学部の学生やカナダの学生の方と交流でき、楽しかったです。

 
                         現代福祉学科4年 水田 小夏

 施設見学や講義を通して、五島の高齢化率やそれに伴う諸問題、五島独自のサービスなどの話を聞くことができました。特に私が印象深かった講義は井上先生の在宅看取りについての話です。在宅死について、五島は全国平均よりも在宅死の割合が高いが、在宅緩和ケアの普及が不十分であることや、住民が在宅死の可能性について理解をしていないということを指摘され、在宅医療体制や地域包括ケア体制、地域で看取りを支える文化の構築をする必要があるとおっしゃっていたことが印象に残りました。
 ワークショップでは、在宅での生活を継続するか、施設入所するかという点で医学部生と意見が対立しました。制度や障害についての説明がうまくできなかった自分の力不足と他職種連携の難しさを感じるワークショップとなりました。


                
                         現代福祉学科4年 横山 千夏 

 今回地域医療セミナーに参加させて頂いて沢山のことを学ぶことができました。去年に引き続き2回目の参加となり、多職種連携について何も分からない状態で参加した1回目よりもフィールドワークや講義、ワークショップにおいてより深い学びを得ることができたと思います。
 今年度は実行委員として参加させて頂きワークショップなどを担当しました。準備等で苦労することもありましたが事例の作成や当日のワークショップの皆の発表を見ることで自分の大学4年間の学びを振り返るとても良い機会になりました。また、福祉に関する知識がまだまだ足りていないということを実感する機会にもなりました。それと同時に将来現場にでてスムーズに多職種連携を進めていくには、事例検討という形のワークショップだけでなくもっと別の形で新しい取り組みをしていくことが必要なのではないかと感じました。もっと参加者がセミナーに何を求めているのかを把握して参加者の期待に添えるようなセミナーにできていたらという後悔も残りました。この反省をしっかり後輩の実行委員に伝えて来年は今年よりも完成度の高いセミナーにしてもらえたらと思います。
 五島セミナーは終了しましたがここで両大学で学ぶ機会を終りにするのではなく今後も継続的にこのような機会を設け、お互いに多職種連携への意識を高め合っていけたら将来現場に出たときにクライエントにとってより良い支援を提供していけるのではないかと思います。


                
                         現代福祉学科3年 坂田知嘉子

 今回地域医療セミナーに初めて参加して、医療と福祉の連携について考え、また五島の医療について福祉について学ぶことができました。
 二次離島の医療について、実際に診療所で働かれている方々のお話を聞くことができ、とても貴重な経験をさせていただきました。私は島の医療・福祉に対して、マイナスなイメージを持っていましたが実際にお話を聞いてみて、地域の方々との信頼関係を築き、島の医療に携わっていることに誇りを持っていらっしゃることを感じ、今までに持っていたイメージが大きく変わりました。実際に携わっている方々からお話を聞くことの重要さも改めて感じました。
 また、ワークショップでは医療の視点と福祉の視点で支援方法を考えていきましたが、改めて支援をする上で多職種連携をすることの重要性や難しさを感じることができました。実際ワークショップで医療や福祉の視点から見て意見交換をすることにより、多面的にクライエント(患者)を理解することができ、より良い支援を行えると感じました。
 地域医療セミナーで様々なことを学ぶことができ、参加することができて本当に良かったです。今回学んだことを、これからの学びに繋げていきたいです。

 
 
                         現代福祉学科3年 宗 英美里

 多職種連携をすることの難しさというのを実感しました。互いの職種がどのような考え方をするのかということを理解することの大切さに改めて気づくことが出来ました。また意見を求められた際などに、制度の活用方法や条件等の知識を十分に身につけておかないと連携を図る際に他職種との合意形成を図ることは出来ないのだと理解しました。人の一生を考えて支援をするということを事例を通して考えることができ、どの年代がどの制度を使うのだということをより具体的に学ぶことが出来ました。今後、制度についての知識をさらに身につけていかなければならないと痛感しました。このセミナーを通して相手を理解することの大切さと難しさを改めて学びました。

 

 
                         現代福祉学科3年 塩脇 怜奈 

 久賀島の診療所に行き、机上では見ることのできない離島での医療現場を知ることができ診療所ならではの利点や難点など考える良き機会となりました。
 ワークショップでは事例を進めるにあたり、改めて医療と福祉のどちらか一方だけでなく、互いに連携していくの必要性、意義を感じました。大学では知ることの出来ない医療側からのアプローチを知り学ぶことも多かったです。また医療と福祉ならではの医学モデルと生活モデルの観点の違いもあり非常に面白みを感じることができました。そして、まだまだ自分の力不足を感じ、これからより一層勉学に励み視野を広げていきたいです。

 

 
                         現代福祉学科2年 徳永 美樹
 地域医療セミナーに参加して今回初めてこのセミナーに参加させていただき、私自身にとってとても刺激を受けた3日間でした。医学部の学生とワークショップを行っていく中で、福祉と医療の面での視点の違いを感じました。私の福祉の専門的な知識が不十分で医学部の方にわかりやすく説明したり、専門的な用語や制度についても曖昧で自信がなく、勉強不足を強く痛感しました。また、発表の際に先生方からのご指摘を受け、福祉的、医療的な面だけでなく心理面にも目を向けなければならないということに気づくことができておらず、視野の狭さを実感しました。これから、自分の専門の分野についてしっかりと勉強し理解を深め知識を使えるようになるとともに他職種についてもしっかり理解していく必要があると感じました。
 
 
 
                         現代福祉学科2年 中尾 優花

 特にワークショップでは、テーマでもある多職種連携の必要性を知る、またその難しさを知った。私は、周産期の事例の担当の班だったのだが、周産期自体、今まであまり扱ったことのない分野であった、また、他学生と関わる、話し合うこと自体も初めてであったので、ワークショップのときは、目の前のことだけしか見ることができず、考えることもできなかった。班での話し合いの時点でも、どの制度、手当が、場所やその人によって、どれだけ使えるのかを考えることも大変であったし、それらを医学部の人たちに伝えることも難しかった。また、発表する際も、他人に伝えることの難しさを痛感した。しかし、発表を終えてからの先生方からの指摘を聞くと、自分がどれだけ狭い目でしか見ることができていなかったのかが分かった。班内で話し合っていたときから、これは福祉の面ばかりで、医療面が入っていないとは言っていたが、誰も医療面から意見を述べることができていなかった。母親の産後のストレスやうつ、それらは落ち着いて考えると分かったことだったと、後から思った。また、基本である、クライエントのニーズを捉えるということや、あくまでも支援はクライエントの自立のためのもの、なども考えとして抜けてしまっていた。多職種と連携する中で、いかに自分の専門の分野をしっかり捉えつつ、広い目でクライエントを見ることができるか。ワークショップから、身をもって他の専門職との連携、また福祉自体の難しさを感じることができ、いい経験になったと感じた。

 
 
                         現代福祉学科2年 梁瀬 紗世 

 私は今回のセミナーで、福祉の視点から医学生に意見を伝える難しさを痛感しました。自分自身もまだまだ勉強不足であり、福祉に関する知識が足りてないと感じました。今後、医学生と学習したり、多職種で連携していく上で福祉の視点からきちんとした考えが述べることができるよう勉強して行こうと思います。そして、多職種で交流する場には積極的に参加していこうと思います。

 

 

動画 2017

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長崎大学大学院医歯薬学総合研究科離島・へき地医療学講座

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