ドイツのマインツ・カトリック大学から福祉を専攻する6名の学生が来日し、5月17日から5月22日の6日間、日本の社会福祉等-特に児童福祉-を学ぶ研修を行いました。
昨年は、私たちがマインツに赴きましたが、大学に来た早々「○○さんとは今日は会えますか」「交流会には○○さんは来てくれますか」など、昨年研修に参加した本学学生との再会を楽しみにしている学生もいて、友好の深さを確かめる研修でもあったと思います。
研修では、地域包括支援学科の学生と一緒に、認知症予防の「コグニサイズ」をして、楽しい時間を過ごしたり、日本で最初に作られた児童養護施設「浦上養育院」や長崎市西浦上地区の「子育て支援センター」を見学したり、被爆者の方々が入居する「恵の丘長崎原爆ホーム別館」の見学をしたりしました。
また、ドイツの学生たちからは、ドイツにおける児童のソーシャルワークなどについてのプレゼンが行われ、参加した本学の学生たちは、日本とは異なるソーシャルワークに興味をもって聞いていました。英語でのプレゼンでしたので、言葉の壁があり、そのことが、学生たちの英語を学びたいという意欲につながることを期待して私も聞かせていただきました(教員A)。
ドイツの学生たちは、どんなことにも興味をもって、積極的に質問したり、多くの写真を撮ったりしていました(大学付近の竹やぶに関心をもって写真を多く撮っていたのは、文化の違いを感じ、驚きでした)。
さて、来年度は本学学生がマインツに行く番です。希望する学生が、グローバルな視点から、ドイツの文化や児童福祉やドイツのソーシャルワークを学んで欲しいと思っています。そして、友好関係を深めてほしいと思っています。
地域包括支援学科長 松永公隆
コグニサイズを通して交流
飛永先生の授業でコグニサイズを体験
ドイツ人学生の発表の様子
恵の丘長崎原爆ホーム別館訪問