[比較文化学科]他学科受講:「日本の思想」を一例にして

[比較文化学科]他学科受講:「日本の思想」を一例にして

長崎純心大学では、所属している学科以外で開講されている他学科の科目を受講することができます(但し、他学科受講には条件があります)。

比較文化学科で行われている授業も、他学科の学生が受講しています。今回、比較文化学科の「日本の思想」を受講している英語情報学科の学生の感想をご紹介します。

学生の感想

江嶌美帆(英語情報学科3年)

この授業では、日本の宗教観や伝統文化について学んでいます。宮崎駿監督のジブリ作品を毎時間観て、そこから考察できたことをお互いに発表したりしています。今まで、子どもから大人まで楽しんで観ることができる日本を代表するアニメという印象しかなかったですが、授業を基に注目して観賞すると、様々な場面に私たち日本人たちの神仏への考え方や無意識的に行っている部分や、日本人の文化的背景が描かれていることに気づきました。

大津菜央(英語情報学科3年)

“日本の思想”という授業では、資料を用いるだけではなく、日本で知らない人はいないであろうジブリ作品を見ながら日本の神道·宗教について考えていきます。このことを通して、違った視点から作品を観察し、新たな発見を毎回することができます。例えば、私は「子供の頃はトトロは家族愛を描いている。トトロとの友情がテーマである。」考えていましたが、この授業を通して、トトロは森の神様であり、森は、昔からの自然信仰の生ける証拠ではないのかといった考えをすることがあり、今までとは違った感想になりました。また、一人ひとり自分が考えた意見や感想を発表するため、自分が考えもしなかった気づきを知ることができ、とても楽しく授業に取り組むことができています。

川崎 恵(英語情報学科3年)

この授業は日本の宗教、哲学といった少し堅苦しいテーマが主な内容ですが、これらを日本映画や映像といったものを通して理解していくためより身近に感じながら理解することができるため新たな発見や驚きも感じることができます。人それぞれ国によってその国のイメージは違います。日本人であることでもたれるイメージとしてまさにこの授業でしている宗教、哲学といったものが多いと思います。そのためこの授業を通してどうしてこういったイメージを日本人がもたらされるのかといったことも考えることができます。私達日本人がまず本来の日本人の思想を理解した上で海外の人にも伝えていけたら国際的な時代である現在にも影響を与えることが出来ると思います。

新地洋美(英語情報学科3年)

 私は、今回、滝澤先生の「日本の思想」授業を取ることにしました。その理由も、私は今英語情報学科に所属しているのですが、主に英語、英語圏の文化について、情報系の授業が多くて、日本のことについて学ぶことがあまりないなと感じたからです。また私は今年の前期に韓国に留学したのですが、その中で「日韓の国同士のことどう思う?」や「長崎って原子爆弾が投下されたんだよね?何でなの?」と韓国人の生徒や、他国の留学生に聞かれることがあり、その際にうまく説明が出来ませんでした。その時、私は日本のことをあまり知ってないな、恥ずかしいなと感じ、この授業を受けることにしました。

 この授業の面白いと思うところは、毎回決められたテーマごとに資料やビデオを見ながら学習するのですが、最後の15分くらいで、ジブリ映画を鑑賞します。その理由は実はジブリには、日本の歴史についてのメッセージ性が多く伝えられているからです。「となりのトトロという映画を皆さん見たことがあると思いますが、この映画からどんな深い歴史やメッセージがあると思いますか?」そのようなことを考えて、みんなで意見を共有し合いながら、日本の歴史を学ぶ、日本の思想はそんな楽しい授業です。

授業概要

【授業名】日本の思想

【担当教員】滝澤 修身

【授業のねらいと概要】

 皆さん、思想の授業というとどんなイメージをもたれるでしょうか?宗教的な、哲学的な授業を想像されるのではないでしょうか?宗教や哲学も大切ですが、人間の生活にはすべて思想があります。人間が考え暮らす場所には、すべて思想が成り立ちます。今、世界はグローバリゼーションの時代です。昔では旅行のできなかったような遠くの世界でさえ、インターネットを通せば簡単に見ることが可能です。日本と外国の国々の距離はどんどん近くなっています。日本製品が世界中の国々に溢れて、日本のアニメーションは世界中の人々に大人気です。世界の若者が「かわいい」ファッションに興味を示しています。それでは、日本、日本人、日本文化って何でしょうか?簡単なようで答えることが難しい問いです。
 私はスペインに13年ほど暮らし、多くの外国人から、日本に関して質問をされてきました。また、向こうの大学でも教鞭を振るい他国の人々が日本について何を知りたいのかという問いに晒されてきました。いま、世界には「日本人が何を考えているのだろう」という疑問を持つ人々がたくさんいます。この授業を通し「日本を日本たらしめている理由」を受講者のみなさんに教えたいと思います。また、今まで日本人が何を考えて歩んできたのかを簡潔に説明していこうと思います。


「比較文化学科」は「英語情報学科」と融合し、2018(平成30)年4月より新たに「文化コミュニケーション学科」として始動します。