[人間心理学科]第2回人間心理学科主催講演会が開催されました(報告・学生の感想)

[人間心理学科]第2回人間心理学科主催講演会が開催されました(報告・学生の感想)

 10月22日(土)に第2回長崎純心大学人文学部人間心理学科主催の講演会が行われました。今回の講演会では、福岡大学人文学部文化学科の大上渉准教授をお招きし、『犯罪心理学入門』の題でご講演いただきました。

 犯罪心理学と言いますと、凶悪な犯罪をした人の生い立ちを分析して心の闇を探るようなイメージがありますが、実際は犯人の検挙や取り調べ、裁判、更生、防犯などの質を高めるための科学的な研究がより主だそうです。講演では、犯行時の出来事に関する質問をされたときに被疑者に現れる微量な発汗を測定するポリグラフ検査の話題、過去の膨大なデータから特定の犯罪が起こる時間や場所の特性を抽出する犯罪予報システムの話題、特定の犯罪を起こす者の年齢や職業等の特性を統計学的に抽出する犯罪者プロファイリングの話題などを、先生のお好きな映画の話などを織り交ぜながら楽しく教えていただきました。

 それぞれのお話には、生理心理学や心理統計学といった心理学の基礎的事項が多分に含まれており、犯罪心理学のような応用分野を学ぶためにも、まずは心理学の基礎理論や研究方法を十分に勉強しておくことが大切であると思いました。

 当日は悪天候にもかかわらず、大学生・大学院生のみならず、一般の方、高校生など100名近くの皆様にご参加いただきました。ご講演いただきました大上先生、およびご参加いただきました皆様にあらためて御礼申し上げます。

(人間心理学科准教授 岡嶋一郎)


大上先生


会場の様子

 

学生の感想

「犯罪心理学入門」の講演会に参加して

 私自身、夏期の集中講義で犯罪心理学を履修していたということもあり、今回の講演会は大変興味の惹かれるものでした。単に犯罪心理学といっても様々な分野があることにまず驚きました。

 今回お話して頂いた内容は、犯罪心理学の学問の中でも捜査心理学というものに当たる分野で、私たちが普段イメージしているものに近く自然と引き込まれる内容でした。私が特に面白いと感じたものは、ポリグラフ検査です。人の記憶と生理反応を利用して犯人であるかどうかを判断するこの検査は生理心理学に近いものを感じて私個人としては大変興味深い内容でした。

 今回の講演会で犯罪には一定の規則性が存在することや、現代の科学捜査の進歩など様々なことをお聞きすることができて、大変充実した講演会でした。

(人間心理学科3年 峯晃子 長崎県立諫早商業高等学校出身)