[人間心理学科]「グループアプローチ」を通じて大学院生と学部生が交流しました

[人間心理学科]「グループアプローチ」を通じて大学院生と学部生が交流しました

 臨床心理士は、1対1のカウンセリングや心理検査とともに集団療法(グループアプローチ)を運営することがあり、その場合、対象者の特性や状況に合わせて5~20名程度のグループセッションを企画して実施します。長崎純心大学大学院(臨床心理学分野)では、このような集団療法ニーズに応える実践力を養成する一環として、大学院生が学部3,4年生を対象にグループ実践を行う取り組みを行っています。

 大学院生は、まず学部3,4年生の特徴をふまえてテーマを設定しますが、就職活動や就職後の人生をより豊かに過ごす知恵を見つけることを目的に、「嫌だと思う事柄を違う角度から見る」「ストレスとつきあう」「集団の合意形成をはかる」「自己の特徴を知る」といったテーマがよく選ばれています。次に、大学院生は参加募集のチラシ作り、プログラム進行案の作成、予行演習などを経て当日に備えます。一方の学部生は、募集チラシを見て応募し、セッションを体験した後には企画内容や効果について評価を行います。

 この活動の意義は、大学院生にとってはグループを運営する練習になること、学部生にとっては将来に向かう自分自身について考える機会になるとともに、学部卒で専門職に就く場合に備えての体験実習になることです。また、大学院進学を希望する学生にとっては、大学院の実態や院生個人を知る良い機会にもなっています。

(人間心理学科准教授 岡嶋一郎)

   

大学院生によるグループセッション「緊張とのつきあい方を知ろう」の準備風景