言語文化海外実習A(ドイツ)に行ってきました

言語文化海外実習A(ドイツ)に行ってきました

平成28年10月29日(土)~11月7日(月)に、マインツ・カトリック大学にて言語文化海外実習Aを行いました。マインツ・カトリック大学とは平成27年に姉妹校提携を結び、今回の派遣生は第一期生となります。

今回の研修テーマは「ドイツにおける児童・若者の社会福祉」
現地では、大学での専門的な講義に加え、児童・若者・難民など社会的なサポートを必要とする人々や家族の支援を行っている施設、幼稚園、小学校、保護観察を行う機関、市民に自由に開かれたテレビ局などの見学、マインツ・カトリック大学で社会福祉を学ぶ学生との交流を行いました。


本学学生の発表の様子


ライン川の前で


また、本学学生が長崎・長崎純心大学・日本の社会福祉の現状などに関してパワーポイントを用いて発表を行った後、日本から持参した和菓子・折り紙・浴衣・けん玉などを体験してもらいながら日本文化の紹介も行う機会もあり、大変に好評を得ていました。


浴衣を着たマインツの学生と本学学生


けん玉体験


この研修は隔年で行いますので、次の派遣実施は平成30年の予定ですが、平成29年4月下旬には、本学にて研修(受入)を行います。
今回、現地で交流した学生の多くは、来年4月の研修に参加するということもあり、マインツ最後の夜には、別れを惜しむよりも長崎で再会したら一緒に何をしようかという話に花を咲かせていました。

比較文化学科3年 野田 真帆

私は1、2年生の時、第二外国語でドイツ語を専攻していたので今回のマインツ研修で実際に現地の人たちと話す機会や、お店に書かれているドイツ語が理解できたときは嬉しかったです。また、ドイツでの話はどれも新鮮で日本と比べると異なる視点が多く勉強になりました。特に難民の受け入れに対し最低限の生活を送らせるのではなく、ドイツでよりよい生活を送ることができるように支援するというのは感動しました。日本とドイツでは様々な環境や歴史の違いがありますが、国によって180度考え方が違うと感じました。今回ドイツに行って文化の違いを肌で感じることができ世界はまだまだ広いと教えてくれました。
私は大学で色々な地域、国の思想や文学などについて学んでいます。実際に学んだことを自分の肌で感じることの楽しさを知ることができたとともに学んだこと以上の経験をすることができました。そしてもっと世界を知りたいと思いました。

現代福祉学科3年 島田 賢司朗

私は現代福祉学科に所属しているため、先進国と呼ばれるドイツの福祉に興味が以前からありました。マインツでの研修に向けて私が特に関心があったことは難民への対策です。現在のドイツでは多くの難民に対応することが求められていますが、法の整備が追いついていないため、特別措置をとって対応しているということでした。具体的には児童相談所のような施設で定員を上回る難民の子どもを受け入れている、などです。日本で暮らしているとあまり実感がわかない難民問題ですが、ドイツではその対応が一番の課題となっているとのことでした。難民の問題によって、ドイツの福祉は大きな変革の時なのだと感じることができました。
町を移動しているときにも日本との違いを発見することができました。それは、バリアフリーな建物や公共交通機関です。建物にはスロープや電動リフトが設置され、公共交通機関はすべてノンステップでした。そのためバスには車いすやベビーカーをそのままの状態で乗せていました。これは日本では見られない光景です。ドイツでは福祉が人々の生活に浸透されているのだと感じました。日本でも福祉の考えを生活に浸透させていくためにどのようなことができるのか、そのことをこれからも考えていきたいです。

人間心理学科4年 鈴田 紘子

マインツでの短期研修にてドイツの教育や福祉制度を学ぶ中で私が強く感じたことは、福祉の仕事の幅がかなり広いということです。心理学を専攻している一人として、精神的な問題を抱えた若者への支援や、難民の人たちへのアプローチには特に興味を持って参加しましたが、日本では心理職が担うような仕事をドイツでは福祉が担っている部分も多くありました。また、難民の方々への援助についても、難民を受け入れる体制ができているから大丈夫だという自信が職場で働く人の言動から感じられ、難民の方々も含め福祉面・心理面からの助けを必要としている人を支援していこうという考え方がそこにはありました。
短い期間でしたが、本研修にて異国の文化を肌で感じることで、自分の視野をさらに広げることができました。また、日本の現状を異なる視点から見ることで新たな気づきや発見があり、これまでの学びをさらに深めることができたと感じています。

英語情報学科2年 泉 菜月

私は、今回のマインツ研修で主に社会福祉制度について学びました。その中でも私が特に興味深かったことは、移民・難民が社会福祉の対象であることです。マインツの施設は、移民・難民のために、文化やその風習に柔軟に対応しています。また、マインツの社会福祉施設の背景にはいつも家族がいて、どうすれば安心した生活ができるか常に考えられていることに感銘を受けました。
私は外国のコミュニケーション方法に興味があり、今まで、特に焦点を置いて学んできました。今回の研修で、私が今まで学んできた外国のコミュニケーション方法は一概には、全ての国で共通するものではないと感じました。今回はドイツの方々について知ることができましたが、他のヨーロッパ圏の人や、それ以外の国についても、より一層学びたいという思いが強くなりました。

児童保育学科3年 下田 千尋

充実した10日間の中で一番印象に残っていることは現地の人たちとの交流です。私はこの研修に参加してたくさんの人に出会いました。交流を通して自分の考えを伝えること、そして相手の考えを受け入れることの大切さを学びました。今回の研修で出会った人たちは文化も言葉も違い、自分の意思を伝えることはとても難しく、“どうすれば相手に伝わるか”を一生懸命考えながらコミュニケーションを図りました。
保育の現場では子どもたちの学びや育ちを支え、子育ての支援をするために子どもたちやその周りの大人とコミュニケーションを図る機会が多くあります。それだけでなく、これから出ていく社会においてもコミュニケーション能力が必要です。これからも積極的に文化や考えの違う人たちとも交流を図り、コミュニケーション能力を向上させていきたいです。