2019.09.27こども教育保育学科

[こども教育保育学科]ゼミ活動報告:原田ゼミ(夏のゼミ活動:天体観測・実験ショー・工作教室・科学教室)

原田ゼミでは,学生が地域へ足を運んで,子どもたちを対象とした様々な科学に関するイベントを行っています。
学生たちはこの取り組みの中で子どもたちの笑顔に出会い,大きく成長していきます。
この夏に行ったイベントと学生の声を紹介します。

こども教育保育学科 原田康英

日吉自然の家での天体観望会(2019/7/25・31)

学生の声①天体観測:小江原小学校 宿泊学習(7/25)

事前に天体望遠鏡の組み立て方などを習い、天体観測会に臨みました。私自身、天体望遠鏡で星を見るのは初めてで、子どもたちと一緒に楽しみながら活動することができました。

天体望遠鏡で土星を見たときには、「おっ!見えた!」「輪っかがある!」と子どもたちの驚きと感動の声を耳にすることができました。他にも、木星やアルビレオ、夏の大三角形、人工衛星などを見ることができ、子どもたちと一緒に夜空の不思議さを感じることができました。

この活動を通して感じたのは、子どもたちの初めての体験を共にできることの嬉しさと、子どもたちの興味・関心の高さです。子どもたちの知りたい!と思う気持ちを大切にして、その気持ちに応えることができるように、私自身が様々な知識を持ち、子どもたちと一緒に考えていくことができるようになりたいと強く感じました。[3年 大村 真子]

学生の声②天体観測:小江原小学校 宿泊学習(7/25)

とても天気が良く、星が綺麗に見え、絶好の天体観測日和でした。木星や土星などの星々に焦点を当てて望遠鏡を覗いてみると、縞模様や環、衛星など、本やインターネットで見たことのある画像と同じものがそこにはありました。肉眼ではわからないけれど、本当に空の星もあの形なんだ!と私自身とても感動したので、この感動を子どもたちにも、という思いで関わりました。

「縞模様、見える?」「2つの星、どんな色してる?」などと聞くと、子どもたちは望遠鏡を一生懸命に覗いて、「見える!」「青とオレンジ?」などと興奮した様子で答えてくれます。子どもたちとのふれ合いや専門の組織の方々との関わりを通して、人と関わることの楽しさや自分自身の知識や経験の広がりを実感することができました。

また、子どもたちと感動を分かち合えたように、体験活動を共有することは、自分と相手の心の距離をぐっと近づける効果があると感じます。今後も、様々な体験を“一緒に”行い、興味関心や感動する心を大事にして子どもたちと関わっていきたいと思いました。[3年 西橋宏美]

学生の声③天体観測:長崎市新任教員研修会(7/31)

長崎市内の新任の先生方と天体観望会を行いました。観望会当日の空は厚い雲に覆われており十分な観察をすることはできませんでしたが、その分見えた時の感動はとても大きかったです。星を見ることだけでなく、分厚い雲とにらめっこしながら星の明かりを皆で探すという体験も貴重な経験の一つだと思いました。

観望会の補助をするにあたって、望遠鏡の組み立て方を学んだり、実際に見る天体について説明できるよう図鑑を用いて調べたりしました。事前準備は大変でしたが、参加された新任の先生方が生き生きと観察している姿を見ることができてとても嬉しかったです。また、学べば学ぶほど星の面白さに魅了され、もっと知りたいという気持ちになりました。

今回の観望会を通して、実際に体験することの大切さと学ぶことの面白さを知ることができました。今後も様々なことに挑戦していきたいと思います。[3年 上野 奈緒]

学生の声④天体観測:長崎市新任教員研修会(7/31)

当日は、厚い雲がかかり星が全く見えない状態でした。しかし、最後に少しの時間でしたが望遠鏡で木星と土星を観測することができました。

今回の天体観望会を通して、望遠鏡の組み方や惑星や星について少しですが知識を身につけることができました。また、家でも木星や土星を見つけることができるようになりました。これらは私の成長した部分でもあり、教師になれた際に児童への教育に生かしていけるのではないかと思います。

そして、地球から離れた惑星や星を見て、「宇宙」の不思議さや偉大さを実感することができたとともに、今、地球で暮らせていることがどれだけ素晴らしく、奇跡に近いことであるかということも感じることができました。[3年 林 朋佳]

時津町・中央児童館でのキッズパーク(2019/8/8)


学生の声⑤実験ショー・工作教室

時津の児童館で行われた地域の親子が参加するイベントに参加をさせていただき、実験ショーや工作教室を開催しました。

実験ショーでは,空気砲を使った実験をしました。準備段階では,子どもたちが楽しめるように試行錯誤を繰り返しながらたくさん練習をしました。本番では,子どもたちが楽しんでいる様子を見て私も楽しみながらショーを進めることができたと思います。

工作教室では,ペットボトルを使った空気砲を作りました。作る工程が少し難しいのではないかと心配していましたが,それを乗り越えて作り終えた子どもたちの表情はとても輝いていました。年齢に合った,工作の援助の仕方も学べました。工作教室を終えた子どもたちから「楽しかった」という感想をもらい,参加させていただいて本当によかったと思いました。

子どもたちとの触れ合いの中では,大学での学びとはまた違った勉強をさせていただくことができました。また,子どもたちに仕組みや作り方などを教える場面では,わかりやすく教えるにはどうしたらよいのかなどを意識しながら活動しました。どのような場面でも年齢に合った援助が大切だとわかりました。 このような機会を通して改めて保育者になりたい気持ちが強くなりました。これからも仲間たちとともに成長していきたいです。[3年 中嶋 彩乃]


学生の声⑥実験ショー

時津カナリーホールの児童館で行われたイベントに参加させていただき、実験ショーを行いました。ショーを行うのは今回が初めてで、どうすれば子ども達に楽しんでもらえるか試行錯誤しながら準備を進めていきました。

本番は、風船を浮かせる実験や空気砲に、子ども達がとても興味を持ってくれたようで、保護者の方や子ども達と一緒になって楽しみながら行うことができました。ショーを通して、演技の難しさを感じながらも、表情や声、動きの1つひとつで、子ども達を引き付けることができるということを学ぶことができました。

実験ショーの後に行った工作ブースでは、作り方を教えながら、子ども達や保護者の方と実際にお話をしてコミュニケーションの輪を広げることができ、ボランティアや地域の行事に参加することの大切さや楽しさを感じることができました。今回の経験を今後の活動にも活かしていきたいと思います。[3年 中田 実里]

時津町・小島田子供会 科学教室(2019/8/18)

学生の声⑦科学教室

今回の科学教室では、子どもたちの発言や言葉の拾い方、それを実験ショーの中で生かす力を少しながら身に付けることができたのではないかと思います。今回で2回目となる実験ショーは、前回より効率よく進行しながら、子どもたちに考えを発言させたり、挙手制をとったりしながら面白く、楽しい参加型の実験ショーにすることができました。

このような貴重な経験で身に付けた力は、自分が将来目指している現場でも求められるものだと思うので、これからも経験を積み、力に磨きをかけていきたいです。[3年 太田 梨里佳]

学生の声⑧科学教室

「何だろう?」「どうしてだろう?」「不思議だなあ!!」と感じている子どもたちの表情は真剣です。子どもたちが、何かに夢中になって、様々なことにチャレンジし、熱中する姿を見ていると「どんなことをやると喜ぶかな?」「どんなふうに伝えるとわかりやすいかな?」など、こちらも考え行動するようになります。

今回、子どもたちと触れ合う中で、子どもたちが、様々なことに気づいて試行錯誤しながら、自らやっていく姿を見ることができ、自分の話し方、伝え方、関わり方など、振り返るきっかけとなりました。この実験ショー・工作教室で感じたこと、学んだことを、これからの自分の保育実践に生かしていきたいと思います。[3年 龍頭 美理]

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