展示案内

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武 文桜・監修 群像人形「竹取物語」展

【展示期間】 平成30年2月9日(金) ~ 平成30年4月6日(金)


『竹取物語』は、日本最古の作り物語(フィクション作品)と言われています。「竹取物語」あるいは「かぐや姫」と言えば、この物語が成立した平安時代から1200年あまり経た現代でも、世代を問わず広く知られており、日本で最も知名度のある作品と言っても過言ではないでしょう。

今回展示する群像人形「竹取物語」は、長崎市出身の日本人形作家・武文桜(たけ・ぶんおう)先生(1926~2011)指導・監修の下、1982(昭和57)年に文桜創作日本人形紫桜会の会員およそ50名の手により制作されました。
『竹取物語』の世界を表した人形はもちろん、その衣服や背景、建物、小物類にいたるまでの全14場面195点もの細かなパーツはどれも丹念に作りこまれており、作り手の深い愛情を感じさせます。この機会にぜひご覧ください。

武文桜先生は、「長崎瓊子(たまこ)」里帰りプロジェクトに尽力された一人で、2003(平成15)年に開催された「長崎瓊子里帰り展」では実行委員の一員として、「長崎瓊子」の着付けや妹人形「鶴子」を制作されました。
群像人形「竹取物語」は、武先生が顧問を務めた長崎親善人形の会(長崎瓊子の会)の10周年記念事業として2014(平成26)年に長崎歴史文化博物館で行われた先生の回顧展の後、縁あって本学博物館へご寄贈いただきました。


世界のクリスマス展

【展示期間】 平成29年12月1日(金) ~ 平成30年1月16日(火)


今年もクリスマスの季節がやってきました。 博物館では、世界の18の国と地域で作られた63点のクリスマス飾りと、クリスマスを題材とした絵画や版画作品10点を展示しています。

12月25日のキリスト降誕を祝う「プレゼピオ」と呼ばれる飾りは、イエス・キリストの誕生の場面を表しています。馬小屋の中、飼い葉桶に眠る赤ん坊のキリストと、聖ヨゼフと聖マリア、イエスの身体を温める動物たち、キリスト誕生のお告げを受けて訪ねてきた羊飼いたちと東方の三博士の姿を模したクリスマス飾りです。

イタリア、バチカン市国をはじめとしたヨーロッパ各国、アフリカ、アジア、南米など、地域を限定せずあらゆる場所で飾られるため、その土地の特産品や特色を表したものが数多くあります。素材や色使い、衣装、登場する動物などもそれぞれの特徴を持ち、一つとして同じものはありません。キリスト教の教えが世界中のあらゆる場所に根付いているということを感じさせられます。

「クリスマス」という一つの場面に表れる多様な文化をぜひ感じてみてください。 見た目にもにぎやかで楽しい展示になっています。キャンパス内のイルミネーションとあわせてどうぞお楽しみください。


ロザリオの祈り展 ― ロザリオ月に寄せて ―

【展示期間】 平成29年10月10日(火) ~ 平成29年11月13日(月)


ロザリオはラテン語の「rosarium(バラの冠)」を語源に持つカトリックの祈りの道具です。珠の一つ一つで天使祝詞(アヴェ・マリア)を唱え、主イエスと聖母マリアの主な喜び、苦しみ、栄え、そして光の神秘を黙想します。

また10月7日が「ロザリオの聖母の記念日」であることから、10月は「ロザリオの月」と定められています。この日は、16世紀、スペイン・ローマ教皇・ベネツィアの連合軍がオスマントルコの艦隊を破った”レパントの海戦”の勝利の日です。この勝利は武力で獲得したものではなく、人々がロザリオの祈りを行ったために聖母マリアからもたらされた恩寵であるとして記念日が制定されました。

今回博物館では、ロザリオのほか、永井隆博士の絵画作品「ロザリオシリーズ」8点や今年100年を迎えたファティマの聖母出現に関連する作品を展示しています。 ロザリオの祈りを通して、争いのない世の中の実現をともに祈りませんか。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

主な展示
  • 教皇の紋章付ロザリオ
  • 『玫瑰花冠記録』(森松次郎手稿)
  • ファティマの聖母のメダイ
  • 永井隆「ロザリオシリーズ」
  • 迫平陽子「主の祈り」

浦上四番崩れ150年 旅の記憶展

【展示期間】 平成29年4月1日(土) ~ 平成29年7月22日(土)


今年、日本最後のキリシタン検挙事件「浦上四番崩れ」から150年を迎えます。

事件は1867年7月14日の夜半から翌15日の明け方にかけて、長崎奉行所の役人たちが浦上村の信徒が集まるサンタ・マリア堂、サン・フランシスコ堂、サンタ・クララ堂、サン・ヨゼフ堂の4軒の秘密教会に押し入り、主だった信徒68名を捕縛したことに始まります。翌年、浦上キリシタンは一村総流罪となることが決まり、帰郷が許されるまでの5年間、日本各地の牢で様々な拷問を加えられ棄教を迫られました。

約3400人が全国20藩に分けて配流され、その中で600名あまりが殉教、拷問のあまりの苛烈さに改心(棄教)を申し出た人々もいたことから、最後まで信仰を守り通して生き抜いた信徒の数は1900人ほどだったといいます。

1873年になりキリシタン禁制が解かれた後、ようやく故郷・浦上に戻ることを許された信徒たちは、その過酷な配流を「旅」と呼び、当時の様子を語り継いできました。そして、禁教時代に絵踏を行っていた庄屋屋敷を買い取り、祈りの場として浦上天主堂を建立します。

今回の展示では、浦上四番崩れが起こるきっかけから、各地の「旅」の様子、帰村後に信徒が始めた慈善事業や教会建設などの活動に関する約70点の資料と共に、新収蔵品である長崎市出身の版画家・迫平陽子氏の版画作品10点を展示しております。

長崎のキリシタンの歴史とその信仰心の篤さを感じていただけますと幸いです。皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げます。

主な展示
  • 各藩異宗門徒人員帳(写し)※原本国立公文書館所蔵
  • 牢面桶
  • サダ女覚書
  • 迫平陽子「信徒発見の聖母子」