展示案内

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浦上四番崩れ150年 旅の記憶展

【展示期間】 平成29年4月1日(土) ~ 平成29年7月22日(土)


 今年、日本最後のキリシタン検挙事件「浦上四番崩れ」から150年を迎えます。

 事件は1867年7月14日の夜半から翌15日の明け方にかけて、長崎奉行所の役人たちが浦上村の信徒が集まるサンタ・マリア堂、サン・フランシスコ堂、サンタ・クララ堂、サン・ヨゼフ堂の4軒の秘密教会に押し入り、主だった信徒68名を捕縛したことに始まります。翌年、浦上キリシタンは一村総流罪となることが決まり、帰郷が許されるまでの5年間、日本各地の牢で様々な拷問を加えられ棄教を迫られました。

 約3400人が全国20藩に分けて配流され、その中で600名あまりが殉教、拷問のあまりの苛烈さに改心(棄教)を申し出た人々もいたことから、最後まで信仰を守り通して生き抜いた信徒の数は1900人ほどだったといいます。

 1873年になりキリシタン禁制が解かれた後、ようやく故郷・浦上に戻ることを許された信徒たちは、その過酷な配流を「旅」と呼び、当時の様子を語り継いできました。そして、禁教時代に絵踏を行っていた庄屋屋敷を買い取り、祈りの場として浦上天主堂を建立します。

 今回の展示では、浦上四番崩れが起こるきっかけから、各地の「旅」の様子、帰村後に信徒が始めた慈善事業や教会建設などの活動に関する約70点の資料と共に、新収蔵品である長崎市出身の版画家・迫平陽子氏の版画作品10点を展示しております。

 長崎のキリシタンの歴史とその信仰心の篤さを感じていただけますと幸いです。皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げます。

主な展示
  • 各藩異宗門徒人員帳(写し)※原本国立公文書館所蔵
  • 牢面桶
  • サダ女覚書
  • 迫平陽子「信徒発見の聖母子」