展示案内

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企画展示 信徒発見を可能にしたもの
:祝「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」世界文化遺産登録

【展示期間】 平成30年7月11日(水) ~ 平成30年9月28日(金)

世界文化遺産登録へとつながった存在とは

世界文化遺産への正式登録が決定した「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。
その構成資産は、キリスト教禁教下の日本で、既存の社会や宗教と共存しながらひそかにキリスト教の信仰を守り続けた、潜伏キリシタンの伝統を証する集落が中心となっています。

「潜伏キリシタン」は、1865年3月17日、構成資産の一つである大浦天主堂でなされた「信徒発見」によってその存在が明らかになりました。

厳しい弾圧や、一人の司祭もいないという過酷な状況の中で信仰を繋いだキリシタンが、およそ250年もの歳月を経て再び宣教師と出会い、日本のカトリック教会が復活した瞬間です。

今回の展示について

今回の展示では、潜伏キリシタンの歴史に焦点を絞り、「何がキリシタンの潜伏・信徒発見を可能にしたのか?」をテーマとして、禁教期のキリシタンの検挙事件や潜伏組織、教義や祈りの伝承に関する資料を展示しています。

併せて、世界遺産構成資産である集落の周辺に建つ教会堂8か所を、建築図面や写真とともにご紹介するとともに、教会堂を描いた長崎ゆかりの作家の絵画・版画作品も展示しています。

世界文化遺産登録という大きな節目を迎えた今、禁教時代も信仰の灯を絶やさず祈り続けたキリシタンの歴史をぜひ知ってください。
皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げます。

    


主な展示
  • 大村郡崩れ関係者類族帳
  • こんちりさんのりやく(写本)
  • バスチャン暦
  • 教会平面図・立面図(黒島・出津ほか)
  • 狩野壽一「大浦天主堂」

企画展示 美しいもの展

【展示期間】 平成30年5月7日(月) ~ 平成30年6月25日(月)

    


人は、絵画や美術品のみならず、日常の生活に密接なかかわりを持つ品物にまで、かたちや色彩、あるいはその歴史やたたずまいに美しさを見出します。その美しい品物は人から人へ手渡され、はるか遠くまで伝播することも多々あります。
特に、江戸時代、日本で唯一開かれた港であった長崎では、多くの品物が行き交いました。中国や西洋の珍しいものが流入し、一方では日本の焼き物、漆器などといった様々なものが外国へ輸出されました。

あらゆる時代や土地を越えて伝わった「美しいもの」は、新たな土地で出会った別の「美しいもの」に影響を受けたり与えたりしながら、さらなる美しさを求めて技術を磨く職人や画家の手により発展します。

今回の展示では、ポルトガルの金銀細工をはじめ、長崎ガラス、陶器、絵画など、材質や表現方法も様々な「美しいもの」を集めました。それぞれの美しさはもちろん、ぜひその歴史にも触れてみてください。
皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げます。

主な展示
  • ポルトガル製フィリグラーナ
  • エミール・ガレ「クレマチス文花瓶」
  • 長崎青貝花台
  • 野口彌太郎「ベニスの窓」