教育研究上の目的

博士前期課程

広い視野に立って精深な学識を授け、専攻分野における研究能力又は高度の専門性を要する職業等に必要な高度の能力を養うことを目的とする。

課程の研究分野の目的
人間文化研究(ヒュ-マニスティック・スタディ-ズ)を専攻し、「人間(性)」文化を切り拓く担い手を養成する。具体的には、以下の四分野からなる課程の目的に適うものとする。
研究分野の目的

比較文化研究 分野

「人間らしくある」ことを問う人間文化研究を前提とし、人間文化の比較研究をその属性たる固有性、普遍性に着目し深化させる。また、その学的成果を通して内外の文化事業従事者又は研究者(教員)の養成につとめる。

福祉文化研究 分野

「人間性」のあり方を問う人間文化研究を踏まえ、福祉の根源性と普遍性に関わる「人間らしくある」文化を探究し、これからの福祉学の再構築を目指す。こうした福祉学を人間文化との関わりに照らし合わせる学的成果により、次世代の福祉関係の研究者及び高度な福祉人材等の職業人の養成につとめる。

臨床心理学 分野

人間が示す心理的現象の多面性を理解するために、その基本となる心理学的原理と技法を研究し、さらに関連領域の知見も積極的に取り入れながら、その成果を応用してこころの健康維持に寄与し得る、人間性に基づいたこころの探究を目指す。その上で今日喫緊の課題とされる教育はもとより医療・保健・福祉・産業など諸領域の臨床心理に関わる高度の知識と技術を有する専門家すなわち臨床心理士の養成につとめる。

児童保育文化研究 分野

児童の保育・教育に関わるより精深な学識を、人間文化研究(ヒューマニスティック・スタディーズ)を踏まえた広い視野に立って培い、分けても心理・教育・福祉研究分野の学際的学習を通して、今日的な実践課題となる児童保育学理解の深化を教育研究上の目的とする。また、勝れて今日的実践課題に応え得るために児童保育学又は人間文化研究の一環としてのチャイルド・スタディーズの教育研究能力を高めるだけでなく、当該教育研究力がなによりも各種現場で実際に応用し得る高度な専門的職業人の養成につとめる。

博士後期課程

専攻分野について、研究者として自立して研究活動を行い、又はその他の高 度に専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うことを目的とする。

課程の研究分野の目的
人間文化研究(ヒューマニスティック・スタディーズ)を専攻し、「人間(性)」文化を切り拓く担い手を養成する。具体的には、以下の2分野からなる課程の目的に適うものとする。
研究分野の目的

比較文化研究 分野

比較研究の観点に立ち、人間文化の個有性と普遍性を統合的に理解することを目指し、人間文化の普遍的根源的探究をより高度なレベルで深める。また、その学的成果をもって研究者(教員)又は内外の文化事業従事者など高度な専門的職業人の養成につとめる。

福祉文化研究 分野

「福祉なるもの」を人間文化を構成する基本的なファクターとして捉え、従来の社会福祉研究では捉えきれない人間福祉文化の諸相と本質を明らかにし、次世代の福祉課題となる福祉文化学の創造的構築を目指す。その学的営為をもって研究者(教員)又は高度な関係の専門的職業人の養成につとめる。

取得可能な学位・免許・資格

学位

博士前期課程

  • 修士(学術・文学)…比較文化研究分野、臨床心理学分野、児童保育文化研究分野
  • 修士(学術・福祉)…福祉文化研究分野

博士後期課程

  • 博士(学術・文学)…比較文化研究分野
  • 博士(学術・福祉)…福祉文化研究分野

免許・資格

本学大学院臨床心理学分野では、開設以来、臨床心理士養成のカリキュラムを設置し、これまでに多くの臨床心理士を輩出してきましたが、2018年より公認心理師のカリキュラムを設置し、今後は公認心理師養成に移行していきます。

公認心理師試験 受験資格

公認心理師は、2017年9月に施行された「公認心理師法」に基づく国家資格です。

公認心理師の受験資格を得るためには、(1)大学で指定科目を修めて卒業し、かつ大学院でさらなる指定科目を修めて修了するか、(2)大学で指定科目を修め、卒業後一定期間の実務経験を積むか、(3)(1)または(2)と同等以上の知識及び技能を有すると認められることが必要です。

大学院学則 第27条の2
博士前期課程において、公認心理師の受験資格を取得するためには、公認心理師法(平成27年法律第68号)及び同法施行規則(平成29年文部科学省・厚生労働省令第3号)に定める授業科目を履修し、その単位を修得しなければならない。
臨床心理士受験資格 [第一種指定校]

※平成30(2018)年度入学者まで

臨床心理学分野に、臨床心理士受験資格取得に係わる専攻・領域として指定(第一種)されています。

大学院学則 第27条
博士前期課程において、臨床心理士の受験資格を取得するためには、臨床心理学分野の所定の授業科目を履修し、その単位を修得しなければならない。

学位論文に係る評価

論文審査基準

修士論文審査基準
  1. 研究テーマが明確で独自性がある
  2. 倫理審査委員会の審査が必要なテーマの場合、その承認を得ている
  3. 先行研究との関連性が示されている
  4. 目的に沿った適切な方法、分析が行われている
  5. 構成が的確で、内容に一貫性と妥当性がある
  6. 各専門領域の学位論文としての質とレベルが確保されている
  7. 形式、引用が適切である
博士論文審査基準
  1. 研究テーマが明確で独自性があり、かつ研究意義がある
  2. 倫理審査委員会の審査が必要なテーマの場合、その承認を得ている
  3. 研究テーマについての所属学会等での発表、論文の投稿等による学術的成果を有する
  4. 先行研究との関連性が示されている
  5. 目的に沿った適切な方法、分析が行われている
  6. 構成が的確で、内容に一貫性と妥当性がある
  7. 各専門領域の学位論文としての質とレベルが確保されており、新たな知の創造がある
  8. 形式、引用が適切である

長期履修学生制度

働いていたり、介護や育児等の事情がある方は、「長期履修学生制度」を利用することにより、標準修業年限を超えて、一定の期間にわたり計画的に履修することを認められた期間(長期在学期間)で教育課程を履修することができます。

長期履修学生制度について詳しく見る