2025.11.28福祉・心理学科

心理演習「『チャイルドビジョン体験』を通したチームアプローチ演習」

みなさんは公認心理師の仕事にどんなイメージをお持ちでしょうか。「カウンセリング」や「心理検査」のイメージが一般的かもしれませんが、実際の現場では多職種でチームを組み、連携をとりながら要支援者の支援にあたります。

そこで今回は、「チャイルドビジョン体験」を通して「グループならではのメリットや意義とは?」「グループならではの難しさとは?」という点を考えていくためのチームアプローチ演習を実施しました。

「チャイルドビジョン」とは幼児の視界を体験するためのメガネです。まずは個別で「チャイルドビジョン」を作成し、幼児の視野の狭さを確認しました。

その後、「チャイルドビジョン」を装着した「体験役」、体験役の安全をサポートする「補助役」、体験役と補助役のやり取りを観察し記録をとる「観察役」の3名ずつのグループに分かれて学内を散策し、最後にグループでの学びを共有しました。

受講生からは、チャイルドビジョン体験について(特に階段を降りる時が難しかった、集中すると余計に視野が狭くなるのではないかと思った)、子どもへの関わり方や環境整備について(一緒に歩く時は手をつないだ方がよい、かがんで子どもに視点を合わせて接することが大事)、グループにおける役割や意義について(案内役の声掛けで安心できた、それぞれに適した役割を担うことでよりスムーズに活動できると感じた)等、多くの感想が寄せられました。

福祉・心理学科 白濱・田崎