2025.12.03福祉・心理学科

長崎大学医学部との共修授業が行われました(地域包括支援論B)(2025/10/15, 22)

2025年10月15日(水)・10月22日(水)に、「地域包括支援論B」の一環として、長崎大学医学部基礎研究棟と医歯薬学総合教育研究棟にて、長崎大学医学部と本学地域包括支援学科との共修授業が行われました。

本学からは45名の学生が参加し、長崎大学医学部生を合わせると250名以上の学生が共修授業に参加しました。その他、本学からは教員7名と本学卒業生である現場の専門職3名の先生方も参加しました。

共修授業では、7人ほどのグループに分かれ、認知症または終末期の事例検討を行いました。

参加学生は、序盤は緊張した様子でしたが、事例を検討していく中で徐々に緊張も解け、明るい表情で会話を交わす様子も多くみられました。

両大学生が医学、保健、福祉、心理の立場からディスカッションし、それぞれの視点や考え、支援内容を共有できる良い機会になったようです。

ディスカッションをもとにプロダクト(グループで話し合った成果を模造紙にまとめたもの)の作成・発表も行いました。どの班も、支援課題を包括的に考え、支援内容にも創意工夫が感じられるプロダクトを作成していました。プロダクトの発表後は、感想や意見、質問が活発に交わされました。

参加学生の感想

  • 各専門職がそれぞれの立場から意見を出し合うことで、利用者への支援の幅が広がることを学んだ。また、職種によって用いる言葉や重視する視点が異なるため、互いの専門性を尊重しながら共通の目的を意識することの重要性を実感した。
  • 今回の共修授業を通して、多職種での連携の大切さを学ぶことができたと感じている。また、他の視点があることでクライエントに対する理解や支援の幅が広くなると感じた。今回の事例のような医療が関わる事例では、医療の知識も必要であるため、他の職種の知識を得ることも必要であり、知らないことをしっかりと聞き知識を深めていくことも必要になってくると感じた。
  • これまで授業を受けて実習を行い、制度サービスについて調べながら考える場面が多かった。今回の共修授業では、今までの知識を活用して意見を出すことが出来たので、実際に自分の身になっていることを実感することが出来た。他の職種が具体的に患者へどういった支援をしているのか、これまで先生から聞いたことや自分の想像で考えていたが、意見交換や質問をしていく中で理解を深めることができた。意見交換を通して得た学びを大切にし、チームで支援する意識を今後も持ち続けていきたい。