2026.10.22大学院

本学大学院生と教員が学会で研究発表を行いました

大学院生による研究発表

2026年9月26日から27日にかけて、福岡県の福岡国際会議場で開催された「第67回 日本心身医学会総会ならびに学術講演会」に本学の博士前期課程(臨床心理学分野)の大学院生が参加し、研究発表を行いました。

初めての学会発表に緊張する様子もありましたが、これまで取り組んできた研究の成果を発表し、参加者との質疑応答を通して、活発な意見交換を行うことができました。

また、シンポジウムや教育講演にも参加し、専門的な知識を深めるとともに、今後の研究につながる貴重な学びを得る機会となりました。

学生の感想

私は学部時代に学会のポスター発表を拝見し、参加者との討議を通して様々な視点が生まれる瞬間を目の当たりにしたことをきっかけに「自身の研究を学会で発表すること」を大学院生活の目標の1つとして掲げてきました。

今回、第67回日本心身医学会総会ならびに学術講演会への参加および発表の機会をいただき、非常に有意義な経験を得ることができました。

当日の発表は大変緊張しましたが、ご質問やご意見をいただき、今後の研究の発展に繋がる貴重な助言を得ることができました。また、同領域の先生方と課題点や研究の難しさについて直接ディスカッションを行い、具体的なアドバイスをいただけたことは大変恵まれた経験となりました。加えて、シンポジウムやセミナーの聴講を通して、心身医学領域における心理職の職域が想像以上に多岐に渡る現状を学びました。同時に、適切な心理的支援が治療効果の維持・向上において重要な役割を担う可能性について、深く理解を深めることができました。

多くの「初めて」が重なった学会ということもあり出発前には不安と緊張でいっぱいでしたが、無事に発表を終えた現在は自身にとって大きな1歩になったと感じております。今回の学会で得られた学びや経験を糧にし、修士論文の執筆や今後の臨床場面に活かしていけるようこれからも日々研鑽を積んでまいります。

最後に、本学会への参加および発表にあたり、多大なるお力添えをいただきました関係者の皆様に心より厚く御礼申し上げます。

教員による研究発表

2026年9月24日~26日、同会場で行われた「第28回 国際心身医学会(The International College of Psychosomatic Medicine 28th World Congress)」において、本学福祉・心理学科教員の小川が参加し、研究発表を行いました。

「Association Between Perceived Control Over Sweating and Quality of Life in Patients with Hyperhidrosis」という演題で発表し、多汗症患者を対象に、汗を自分でコントロールできるという感覚と生活の質(QOL)との関連について発表しました。

研究の結果、汗を自分でコントロールできると感じている人ほどQOLが保たれていることが示されました。また、汗に関する不安や症状の重症度もQOLと関連していることが明らかになりました。

これらの結果から、多汗症患者の生活の質を理解し、支援を考えるうえでは汗の症状だけでなく、汗に対する不安や自分で汗をコントロールできるという感覚にも目を向けることが重要であると考えられます。

【当日の写真】
左:福祉・心理学科 小川准教授 右:大学院生