大学で学んでいること
「心理学・カウンセリングコース」に所属し、社会福祉士、そして公認心理師の資格を取得するために日々努力を重ねています。
長崎純心大学 福祉・心理学科の最大の特色は、福祉と心理学の双方を、並行して学ぶことのできる点です。一方で培った視点が、もう一方の学びを深める上での刺激になった…ということもしばしば。
福祉と心理学は、どちらも人びとの暮らしを扱う学問です。あるひとつの問題に、異なる視点からアプローチする力を育むことで、より課題の本質に近づくことも可能になるはずです。
好きな授業、おすすめの授業
大学では、自分の興味関心に合わせて、自由に時間割を作成することができます。特におすすめしたい授業は、1年後期で開講される「臨床心理学概論」です。
「臨床心理学」は、人々の心の痛みや葛藤に寄り添いながら、回復・予防・理解のために、実践的な支援と探求を行う学問です。講義では、心理療法の3大アプローチについても学びます。「もし自分だったら、どのアプローチの治療を受けたいかな?」「こういう性格・捉え方の人には、どのアプローチが適切だろう?」と考えを膨らませることによって、心理学が私たちの生活の中に根ざしていることを、肌で感じることができます。
受講される予定の方は、ぜひ自分の共感できるアプローチを見つけてみてください。
大学生活で成長したと感じることや、自分自身の変化について
「自分の考えた・感じたことを、相手に分かりやすく伝えること」を意識するようになりました。
大学では、レポートをはじめとする提出物を求められることが多々ありますが、教科書に書かれていることをなんとなく理解をして、ただまとめればよい…という簡単なものではありません。レポートでは、理解したことを自分がどのように捉えたのか、そしてこの学びをどう活かしていきたいかという、発展的な視点を綴ることが求められます。
私自身、入学したばかりの頃は、自分の考えや感情を言葉で表すことに時間を要してしまい、レポートに対して苦手意識を持っていました。しかし、レポートの数をこなすにつれて、文章を書くことの面白さや、考えを適切に言語化できたときの爽快感を味わえるようにもなりました。いまとなっては、文章を書くことは、大切な自己表現の手段のひとつです。
純心大学の良いところ
長崎純心大学のよいところは、先生方や職員の方、そして学生がとても優しく、日常が温かさに満ちていることです。
入学当初、キャンパスのあまりの広さに戸惑ってしまい、次の講義の教室にたどり着くことができず、道に迷ってしまったことがありました。立ち尽くしていた私に声をかけてくれたのは、顔も名前も知らない先輩方でした。丁寧に教室までの道を案内してくれた上、私が教室で友人の姿を見つけるまでずっと見守ってくれました。ご自身も講義の開講時間が迫っているにも関わらず、その日初めて会った私を気にかけてくれた先輩方のことを、約1年が経ったいまでも忘れることができません。
人と人との温かさに満ちた環境に身を置くことで、学業以外の、人間として豊かであることの大切さも学ぶことができるはずです。
「純心大学で学びたい」と考えている方へ
大学生になると、自由や選択の幅が一気に広がります。
講義の時間割の決定はもちろん、アルバイトの勤務条件も大きく緩和されますし、授業に出席する・しないという大きな選択すらも、個人の自由と責任に任せられることになります。
もしかすると、今日はなんとなくやる気が湧かないから、大学を休んでしまおう…と考える日が来るかもしれません。
私個人としては「心と身体を大切にするために、休む時間を設ける」という選択肢は、実はものすごく大切な経験ではないのかな、と思います。「何かを続けるための息抜きの方法」を学ぶことができるのは、きっといまだけの特権です。もしも息が詰まりそうになったときは、友人や先生方の力を借りながら、無理なく過ごせる方法を探すとよいのかなと思います。
長崎純心大学は、あなたの「学びたい」「変わりたい」という思いの味方です。
少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひ一度、長崎純心大学に遊びにいらしてください!いつかお会いできることを、心待ちにしています。