皆さんが学んでいる長崎純心大学の「純心」とは、イエス・キリストの母、聖マリアのけがれないみ心に由来するもので、それはまた、皆さんの知性と人格を形成する大切な学びの場としての本学のアイデンティティでもあります。
聖母マリアは2000年以上も前の歴史上の人物、あるいは聖書の中の一人物であるだけではなく、今も変わることなく、特に苦しい状況に置かれた時にこそ、優しく温かい心で皆さん一人ひとりを見守っています。聖書の世界では、人間の「心」は神との出会いの場、人間性の要と考えられています。聖母マリアの「み心」について、神学・聖書・哲学・歴史・社会・霊性神学的観点から研究しています。
基本情報
- 職位・所属
- 学長
教授 - 学位
- 文学士(英語)[白百合女子大学文学部英文学科 1990年3月]
学士(霊性神学)[ローマ教皇庁立サレジオ大学神学部霊性神学科 2003年6月]
学士(霊性神学)[ローマ教皇庁立グレゴリアン大学神学部霊性神学科 2005年6月]
神学修士[上智大学神学研究科 博士前期課程修了 2017年3月]
神学博士[上智大学神学研究科 博士後期課程修了 2021年3月] - 専門分野
- キリスト教神学
マリア神学
霊性神学 - 研究テーマ
- 聖母マリアのみ心の霊性
西欧キリスト教と日本的霊性
キリシタン史における聖母崇敬
担当科目
学部
- 純心セミナーA・B・C
大学院
- キリスト教人間学特論
- 比較文化特別研究演習
- 文学特殊研究演習Ⅰa・Ⅰb・Ⅱa・Ⅱb・Ⅲa ・Ⅲb
- 人間文化特別研究(修士論文)
- 人間文化特殊研究(博士論文)
主な研究業績
年月 | 著書・学術論文名他 | 掲載誌名又は学会名 |
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2009年6月 | 『創立者ヤヌワリオ早坂久之助司教の「使命」と 長崎純心聖母会の「創立のカリスマ」』 | 長崎純心聖母会 |
2017年8月 | 「救いの協力者 聖母マリアのみ心(一)」 | 「カトリック研究」86号、 1-53 |
2018年8月 | 「救いの協力者 聖母マリアのみ心(ニ)」 | 「カトリック研究」87号、 67-130 |
2018年8月 | 「マリアの汚れなき御心崇敬に見る恩恵」 | 「日本カトリック神学会誌」29号、117-142 |
2021年10月 | 『純心聖母会のカリスマ(霊的賜物)』 | 純心聖母会 |
2021年12月 | 『聖母マリアの御心崇敬-歴史的展開とその日本的・現代的意義』 | 教友社 |
2021年12月 | Mary McKenna, New directions in Mariology within theology: Mary, Mother of God, Theotokos, type of the Church, illuminator of the fullness of Christian faith and theology. | 「神学ダイジェスト」131号、7-16(翻訳) |
2023年2月 | 鹿児島純心女子大学教職員研修会講師 演題「学園創立者シスター江角ヤスの教育観に見る聖母マリアの姿」 |
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2023年3月 | 『新約聖書』における「心」(καρδία)をめぐる一考察―「マリアの汚れなきみ心」を中心に― | 「人間文化研究」第21号、15 - 28 |
2023年5月 | 東京純心大学主催 創立記念日講演会講師 演題「純心を生きる」 |
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2023年11月 | 日本カトリック全国協議会主催 第5回エヴァンジェリー・サミット・ジャパン講演会講師 演題「マリアの汚れなきみ心に奉献された日本の教会」 |
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2024年3月 | 「聖母マリアの汚れなきみ心に奉献された日本のカトリック教会についての一考察」 | 長崎純心大学大学院「人間文化研究」第22号、15 - 30 |
2024年5月 | サンパウロ「家庭の友」5月号原稿執筆「特集 わたしたちにとってのマリアさま」(5-7) | |
2024年5月 | 日本カトリック全国協議会主催 第2回マリアン・コンフェレンス・ジャパン2024講師 演題「マリアの汚れなきみ心への奉献~日本での奇跡的実現」 |
社会における活動
- 簡易裁判所判事推薦委員会委員
所属学会
- 日本カトリック神学会
- ローマ教皇庁立国際マリアン・アカデミー(Pontificia accademia mariana internazionale、略称:PAMI)
- 上智神学会
- キリスト教史学会