2021.10.12地域包括支援学科
「地域包括支援実習 ~国境を越えた地域医療支援機構SUMMER CAMP 2021 in HIRADO ~」が修了しました(2021/8/28)
8月28日(土)、本学からは地域包括支援学科の学生19人と足立耕平センター長他3名の計22人が「国境を越えた地域医療支援機構SUMMER CAMP 2021 in HIRADO」に参加しました。
平戸キャンプも五島セミナーと同様に昨年度から引き続き平戸の現地に訪問せずリモートでの開催となりました。本学学生以外に、医師や医療従事者、医学生、高校生なども参加していました。
今回の平戸キャンプは、「日本の最北端と最西端で地域医療・コミュニティヘルスを考える」というテーマが掲げられ、新型コロナや北海道の医療、平戸・松浦の医療等、さまざまなテーマに関する講義がありました。
特別セミナー
日頃の診療に携わっている先生方から、新型コロナ感染症予防におけるゾーン分け、役割分担、スタッフのメンタルケア等、様々な対策を講じることと課題が生じていることを教えていただきました。
グループワーク
国境を越えた地域医療支援機構の杉本先生の進行のもと、「気づいていたら健康になっていた仕組み」を皆で考えるワークを行い、各班、スタンプラリーや生活必需品のデリバリーによる安否確認など、様々な面白いアイデアを出していました。
地域医療講演会
北海道と平戸・松浦の医療における地域医療・コミュニティヘルスについての学びを深めることができました。
旭川医科大学の長内先生や旭川医科大学病院の黒嶋先生は、救急搬送の移動時間を意識して支援を考えること、そして病気の発症にはさまざまな因子が関わっていることから背景を見ることが大切だと受講者達に伝えていました。中桶先生からは平戸の暮らしと疾患について、自然に密着して生活しているため地域ならではの疾患が見られること、そして、平戸市は健診の受診率が高いという説明があり、予防、健康増進というリスク専門職の働きかけの大切さについても教えていただきました。
松浦市役所の荒木先生と押渕医院の押渕先生からは松浦市の多職種連携の状況と松浦市で作成された看取りに関するDVDを紹介されました。DVD作成の過程において、地域住民、専門職、地域包括支援センターが関わることで、日頃の支援を見直す機会にも繋がったと話されました。
SUMMER CAMP 2021 in HIRADO スケジュール
ZOOM配信
9:00~9:10 | オリエンテーション |
|
9:10~10:20 | 特別セミナー | テーマ:「新型コロナから地域を守る2021」
講師: |
10:30~12:00 | グループワーク | タスク: 八坂 貴宏先生(長崎県対馬病院 病院長) 小野 隆司先生(杵築市立山香病院 病院事業管理者兼長) 永田 康浩先生(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 地域医療学 教授) 中桶 了太先生 (国民健康保険 平戸市民病院 副院長 ) 司会:杉本 尊史先生(長崎大学病院 国境を越えた地域医療支援機構 助手) |
12:00 | 平戸の紹介 | 近藤 司先生(国民健康保険 平戸市民病院 薬局長) |
12:30~13:00 | 長崎国際医療人懇談会 2021 | 講師 : 蟹江 信宏先生(長崎大学病院 感染症内科 医員) 鵜川 竜也先生(長崎大学病院 感染症内科 医員) 座長:杉本 尊史先生(長崎大学病院 国境を越えた地域医療支援機構 助手) コメンテーター:池田 恵理子先生(国民健康保険 平戸市民病院 医師) |
13:40~15:40 | 地域医療講演会 | ご挨拶: 調 漸先生(長崎大学病院 国境を越えた地域医療支援機構 顧問) 講演・講師:
座長: |
15:55 | 閉会の挨拶 | 前田 隆浩先生(長崎大学病院 国境を越えた地域医療支援機構 副機構長) |
16:00 | 終了 |
SummerCamp講義の内容や学生たちの様子は、医療・福祉連携センターFacebookにも掲載しておりますのでご参照ください。