2021.10.05大学院

「社会心理学特論(産業・労働分野に関する理論と支援の展開)」で三菱重工業カウンセラーが講演(2021/10/4)

2021年10月4日、三菱重工業で心理職として働いている川口知子先生(公認心理師・臨床心理士)が、大学院1年生を対象に「EAPによる産業・組織臨床」というテーマで講義をしてくださいました。

川口先生は、長崎県でも数少ない産業領域のカウンセラーであり、また、本学の卒業生でもあります。院生たちは生き生きと語る先輩の話に熱心に耳を傾け、産業領域の心理職のやりがいと魅力を実感したようでした。

 

コロナ禍ということで今年はリモート講義となりました。産業領域の心理職の貴重な経験を聞くことができ、講義後、院生は活発に質問していました。子育てと両立しながら働く先輩の頼もしい姿は、院生たちに強い印象を与えたようでした。

 

受講生の感想

産業領域の心理職の仕事について実際に働かれている方からお話を聞くことができ、非常に勉強になりました。産業領域での心理職は、組織で働く方々の情報についても常にアンテナを張っていなければならないということ、「プレゼン力」や「機動力」などが求められることを知り、大変さと同時にやりがいのある仕事なのだと思いました。

あくまで主体は職場であり、職場の方々が自分達で元気に働ける環境づくりのお手伝いをさせていただくという心理職としての姿勢を学ぶことができました。難しさのある仕事だとは思いますが、心理職としての力がついてから産業領域に挑戦してみたいと感じました。

長崎純心大学大学院 臨床心理学分野1年  S.Tさん