本研修会は、令和2年の精神保健福祉士養成課程カリキュラム改正の際に示された、資格取得後の継続教育及び連携推進に係る提言に基づき、職能団体である長崎県精神保健福祉士協会と連携し昨年度から開催しています。
第2回目となる今回の研修会には、卒業生18名、在学生7名、長崎県精神保健福祉士協会から2名の、計27名の方が参加されました。
今回は、皆さんの意向を踏まえて、「なんでも気軽に話し合い、関係づくりをする場」を作ることを目的とし、テーマも定めず、「ゆるーい事例検討」として、日ごろの業務の中で困っていることや迷っていることなど4つの班に分かれ、グループメンバーの入れ替えを行いながら自由に話し合っていただきました。
それぞれの班からは、「身寄りの無いケースの支援について」、「多職種連携について」、「仕事のやりがい」、「クライエントの幸せ」、などのテーマで話し合いがなされ、在学生も交えて、活発な議論がなされました。
「支援に迷うときは、大学での机上の学びに立ち返る」という意見もあり、養成校としては大変励みとなる言葉を頂きました。
議論は途切れることなく、時間いっぱいまで様々な意見交換がなされ、会が終了した後も懐かしい仲間と名刺交換をしながら近況を報告する姿も見られました。このような気軽に参加できる会をまた開催してほしいという感想もいただきました。今後も長崎県精神保健福祉士協会と連携をしながら、気軽に参加できる会を作っていきたいと思います。
参加した在学生の感想
今回一人で参加して自分とは年も違う、知っている人もいなくてとても緊張していましたがグループワークの時皆さん優しく接してくれたりして質問しやすかったです。また精神福祉士のことについてあまりわかっていない部分ありましたが、今回参加して場所によってやることが違うこと、先輩の偉大さ、電話が来たらすぐ対応しなければならないこと、人脈が多いことなど終始すぐにホストになったのに臨機応変で対応し回してまとめてくれたりしてたことがとても尊敬してました。私もこんな人達になれるようにグループディスカッションをたくさんし、いつかなれるように頑張りたいと思いました。
(地域包括支援学科 1年生)
実際にどのように他職種・他機関との連携を行っているかという話しの中で、相談支援事業所で現在行っている支援を制度と合わせて聞くことができて、とても分かりやすかったです。悩むことなども多そうでしたが、やりがいもたくさんあることを知りました。
(地域包括支援学科 3年生)
イベント > 第2回 精神保健福祉士養成課程卒後研修「ゆるーい事例検討」
- 日時:2023年7月8日(土)10:00~12:00
- 場所:長崎純心大学 地域連携センター