2023.11.08ニュース

あなたにとって平和とは? 学生プロジェクト「Green Pieces」の取り組み「平和の木」作成(2023/10/21-22)

素敵な「平和の木」ができあがりました。

本学で平和について活動する学生プロジェクト「Green Pieces」は、10/21(土)・22(日)に開催された純心祭においてブースを設け「平和の木」を作る取り組みを行いました。

メッセージを書く片岡学長

純心祭に来てくださったお客様に呼びかけ、花びらや葉っぱの形をした紙片に「あなたにとって平和とは?」というテーマで一言ずつ書いていただきました。

様々な方々がブースに立ち寄ってくださり、生活上で感じる身近な「平和」から、昨今の戦争に関することまで多種多様なメッセージが寄せられました。小さなお子さんも一言書いてくれました。

今回取り組んだメンバーの感想

鍛治美里(4年生)

今回の純心祭での取組みを通して実際に多くの人の考え方に触れる中で、もともと一人一人「平和」のかたちが違うということは知識として知っていましたが、人々の何気ない日常の部分にも平和はありふれているなと感じました。また、普段は学内での対話が多く年齢の幅が一定のものでしたが、純心祭では年齢層も幅広く、小さな子の率直な意見や親目線からの子どもを想う意見など、様々な考え方に触れられるいい経験となりました。

平山英恵(4年生)

今回初めて純心祭でブースを設け、私たちの活動を学生や来場者に向けて発信できたことを嬉しく思いました。賑やかな純心祭の中で、少し立ち止まって平和を見つめ直す時間を用意したいという思いでテーマを設定しました。テーマに対して「平和か…難しいなぁ」という声もありましたが、「平和と聞いて思い浮かぶものでも、幸せだなぁって思う瞬間なんかでも大丈夫ですよ」とお声がけしました。幸せを感じる時間について、「ママといっしょにいること」と答えたお子さんもいました。日々の当たり前のことは平和だからこそ生まれるものだと再確認させられた2日間でした。

津田匡達(3年生)

はじめは枝葉が吹き飛ばされ、枯れたように見えた木が、純心祭に集まった多くの願いによって色づいていく光景は、平和を願う人々の行動によって、いまだ多くの緑の葉を枝につける被爆クスノキの姿と重なりました。これからも平和の木をさらに広げていきます。

 

川野智夏(1年生)

自分たちが考えている以上に「幸せ」は身近にあるということに気付かされました。しかしその反面、それに慣れてしまい当たり前に感じてしまうこともあります。改めて、日常生活の1つ1つの些細な幸せを大切にしていきたいと考えさせられた機会だったと思います。

詰坂花凛(1年生)

人々にとっての平和とは、日常であることを改めて実感しました。戦争や被災などによりいつ奪われるのか、という予測不可能な日常がある今を大切にしていこうと強く思いました。

松山咲(1年生)

「平和活動」と聞くと堅いイメージを持つ人も多いかもしれませんが、自分にとっての平和について考えることも平和活動になります。平和は願っているだけでは実現されないので、まずは身近なところから行動に移す人が増えてくれると嬉しいです。

4年ぶりのリアルなフル開催となった純心祭。学生メンバー達は学業や他の活動でそれぞれ忙しい中でしたが、「世界がこんな状況なので、純心祭でも平和に関して何かやりたい!」と言ってくれました。平日の講義が終わった後に残って準備をしましたが、結果として美しい「平和の木」ができたことを皆で嬉しく思っています。

Green Pieces顧問 水畑(文化コミュニケーション学科教員)
三浦(地域包括支援学科教員)