2024.09.17福祉・心理学科

学内実習を開催しました(地域包括支援実習)(2024/9/1)

2024年9月1日(日)に江角記念館(長崎市文教町)にて、「地域包括支援実習」を行いました。

まず、株式会社つくるのわデザイン岩本諭先生、長崎市市民活動センター“ランタナ”の関根先生、島田先生による「SDGsde地方創生カードゲームで学ぶまちづくり体験会」が行われました。

学生たちは、カードゲームを通して、グループに与えられた役職の価値観のもと対話を行い、他のグループと交渉していくことの難しさや、自分たちの目標だけでなくまち全体の目標を同時に達成するためには、他の役職グループと協働することの重要性を感じていました。

午後は、長崎市地域包括ケアシステム推進室高西真美先生による「長崎版地域包括ケアシステム」の講義があり、長崎市で行われている地域包括ケアシステム推進のための事業を紹介していただきました。

また、人生会議(ACP)に関する長崎市の取り組みについて話をしていただき、ACPを今後広めていくためにはどのようなことをしたらよいか、学生達で考えていきました。

最後に「地域包括支援実習」のSA(スチューデントアシスタント)の学生による地域包括支援実習のふり返りグループワークと発表が行われました。

学生の皆さん、4日間を通して、様々な学びをしているようでした。最後に本学学部長足立先生より講評をいただき、笑顔で実習は終了しました。

学生感想

  • 今日のカードゲームを通して、1つの取り組みを動かすということは、他とも全て連動していることを知り、経済を回すことだけを考えたり、人口を増やすことを目指した取り組みを行うだけでは地域は回らないことを理解することができ、より多くの視点が必要になってくると思いました。(地域包括支援学科3年)
  • 元気なうちから手帳などについて話を聞いた。家族と死後や自分の望みについて話し合う機会というのは自分や周りの人で病気にかかったり亡くなったりしてから話し合う必要性を感じるのではないかと考えた。しかしそれは遅いのではないかと思う。今日、講義を聞いた私は家族の皆が元気なうちに話し合う場をつくって考えていきたい。(福祉・心理学科1年)
  • 自分自身の知識の少なさから限られた制度での支援しか思いつくことができなかった為、基礎としてもっと知識を増やし、クライエント一人一人のニーズにあった支援をできるようになりたいと思った。(福祉・心理学科1年)