2025年9月15日(祝・月)、あべ俊子文部科学大臣と三木忠一私学行政課長が来学されました。
あべ大臣は、今年8月9日の被爆80周年 長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に出席された際に、純心女子高等学校の生徒たちによる「千羽鶴」の歌に深い感銘を受けられたそうです。リクエストにお応えする形でCD音源の「千羽鶴」をBGMに、大臣ご一行を大会議室へお迎えしました。
まずは学長より学園の概要説明を行い、続いて、学部長より本学の教育活動の特色と男女共学化についての説明を行いました。その後、大臣と三木課長から多くのご質問をいただき、ソーシャルワーカーをはじめ地域に不可欠な人材の養成などについての活発な意見交換会が、本学教職員との間で行われました。
続いて、施設見学に初めにご案内差し上げたのは、本学の宝の一つ博物館です。大臣ご一行は、総務課長の丁寧な説明に真剣に耳を傾けてくださいました。大臣からは、博物館の貴重な資料をできるだけ多くの方々にも読んでいただけるよう、デジタル技術の活用や多言語化等を進めてはどうかといったアドバイスをいただきました。
最後の施設見学はモンテッソーリ演習室でした。モンテッソーリ教育コース責任者の林悦子教授より、学びながら卒業時にモンテッソーリ教員免許状を取得できる日本で唯一の大学であること、モンテッソーリ教育の特色、5つの領域などの説明が行われ、大臣からも多くのご質問やご提案をいただくことができました。
短時間の視察ではありましたが、大変ご多用なスケジュールの中、本学までご足労いただき、本学の現状に耳を傾け、貴重なご意見を賜りましたことを、あべ大臣はじめご同行の皆さま方に深く感謝申し上げます。
今回の大臣方の視察に大きな励ましを頂いた本学は、これからも地域に根差した人材の育成の使命を果たすべく、一人ひとりの命の尊厳と恒久平和の実現を目指した教育に取り組んでまいります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
学長 坂本久美子