小学校教員免許状取得のためには、実際の学校現場で「教育実習」を行わなければなりません。毎年9月に実施します。自分の出身校で行います。母校の後輩たちに教師として関わるのです。
教育実習期間は基本的には一つの学級に配置され、その学級の担任の先生を中心に指導を受けながら子供たちに関わります。
朝、登校してくる子供たちを迎えることから始まり、学校生活を共に過ごし、安全に下校させるまで見守ります。
子供たちは、若い実習生が来ることをとても喜びます。全力で一緒に遊ぶことができるからです。学生たちも子供との関わりを通して教師の仕事の魅力と難しさを体験的に学ぶのです。
もちろん授業も行います。4週間実習に行く者は5回の単独授業を実施することを基準としています。
大学で学んできたことを生かしながら指導プランを考えて行いますが、相手は生身の人間です。そうそう思い通りには進みません。悩み苦労しながらも工夫改善して授業づくりを体験することこそ最大の学びといえるでしょう。
こうして自らの進路を確定していきます。教育実習を終えた学生たちは「やっぱり教師になりたい!」と言って帰ってきます。皆、晴れやかな笑顔です。






