福祉・心理学科の1年生が受講する「ソーシャルワーク演習Ⅰ」において、「援助関係形成のためのコミュニケーション」をテーマとした演習を実施しました。
ソーシャルワーク演習Ⅰは、ソーシャルワークの基本的視点や援助者としての態度、ソーシャルワーカーに求められる基本的なコミュニケーション技術を習得することを目的としています。
この演習では、ソーシャルワークにおける援助関係の基盤であるコミュニケーションについて、言語的・非言語的なやり取りを体験的に学びました。学生たちは、傾聴の姿勢や共感的理解の重要性を体感しながら、互いに率直な意見や感想を交わし、温かな雰囲気の中で学びを深めることができました。
本学科では、このような演習を通して、人に寄り添い・共感できる、より専門性の高いソーシャルワーカーの育成を目指しています。
学生の感想
- 言葉を受け取る側の人がどのような仕草や言葉で「共感」を感じるか、人によって違っていたのが印象的でした。言語・非言語のコミュニケーションをうまく使えば、クライエントとの関係が築きやすくなることに気づけました。
- ソーシャルワーカーは、クライエントの話に寄り添いながら聞くだけが仕事ではなく、クライエントの過去(生活歴など)や背景因子も念頭に置き、これからの生活のことも考えていかなければならないので、大変な仕事だし、1つ1つに敏感であるべきだなと思いました。
担当:鹿山