2025.12.23福祉・心理学科

「歳末たすけあい運動」浜町アーケードで募金活動を行いました(2025/12/6)

12月6日(土)、長崎市浜町アーケードにて、福祉・心理学科の1年生が「歳末たすけあい運動」の街頭募金活動を行いました。

本学では、将来の福祉を担う人材育成の一環として、「ソーシャルワーク演習Ⅰ」の授業内で毎年この活動に参加しています。教室での学びを社会で実践し、地域の方々と直接関わることで、社会福祉の原点である「支え合い」の精神を肌で感じることを目的としています。

「歳末たすけあい運動」は、新たな年を迎えるこの時期に、誰もが地域で安心して暮らせるよう支援を行う全国的な活動です。皆様からお預かりした寄付金は、孤独・孤立対策や、生活に困りごとを抱える方々への支援など、長崎の地域福祉を推進するために大切に活用されます。

当日は多くの買い物客が行き交う中での活動となりました。開始直後は、不特定多数の方に向けて大きな声で呼びかけることに戸惑う学生もいましたが、仲間と励まし合いながら活動を続けるうちに、自らの言葉で堂々と協力を呼びかける姿へと変化が見られました。

学生たちの呼びかけに足を止め、温かいご支援と励ましのお言葉をくださいました皆様に、心より感謝申し上げます。

以下に学生の感想を掲載します。

学生の感想

  • 募金活動の本質は人と人の気持ちをつなぐことだと強く感じました。今回の活動を通して、誰かのために行動することの大切さや、地域の人の温かさに触れることによって、自分もこの地域の一員なんだという気持ちが強くなり、これからも何かできることがあれば積極的に参加したいと思うようになりました。共同募金のような活動は、地域の力で地域を支えるというシンプルだけど大切な考え方で、その大切さを改めて感じることができました。今後、もし自分が福祉の仕事に関わるようになったときには、今回学んだ誰かを思いやる気持ちや地域に寄り添う姿勢を大事にしていきたいです
  • 募金をする人の中には、立ち止まってこちらの様子を見ながら静かに募金箱にお金を入れてくれる人もいた。その姿から、共同募金は声の大きさや派手な行動だけで成り立つものではなく、一人一人の自発的な思いによって支えられている活動であると感じた。これは、法律で定められている「自発的な協力を基礎とする」という共同募金の考え方ともつながっていると思った。今回の経験を通して、自分自身は積極的に声を出すことは難しかったが、募金活動の場に立つことで、地域の人々の優しさや支えあいの意識に触れることができた。今後は今回感じたことを大切にしながら、状況に応じて自分なりのかかわり方を見つけていきたいと考えた
  • 今回の経験を通して、社会福祉は行政だけが行うものではなく、地域の一人ひとりの協力によって成り立っている事を学んだ。協働募金は、誰でも無理のない形で社会に参加できる方法の一つであり、私自身もその一員であるという意識を持つきっかけになった。今後も、募金や地域活動に関心を持ち、できることを少しずつでも行っていき、できることから社会に関わっていきたいと思う。
  • 今回、「歳末たすけあい募金」の活動に参加して、地域福祉は地域の様々な人の助けがあって成り立っているものであるということを実感することができた。今までたくさんの募金活動を目にし、自分自身も寄付を行った経験があった。しかし、その集められたお金がどのようなことに役立てられているのか、どんな人たちの助けとなっているのか、今回の活動を行うまで知らなかった。そのため、様々な福祉施設や支援を必要としている人たちのもとに、援助が届いているという現状を知り、自分のささやかな気持ちが間接的に形となって伝わっているのがと感じることができた。そして、初めて募金の協力を求める側に立ち、募金をしに立ち寄ってくれた方々の温かい気持ちを感じて、このような経験をすることができてよかったと思った。わざわざ足を止めて、顔も知らない誰かのために寄附をしようとする人たちの気持ちに触れることができたというのもありがたい経験だと感じたが、一番はそういった人たちに直接感謝の声を伝えることができたというのが、貴重な経験だと感じた。大きな声で感謝の気持ちを伝えるのは、とても気持ちがよい体験で、応援の声かけをしてくださる方もいて、地域の人たちの支えの大きさを実感した。

担当教員:大杉・飛永・井上・松永・鹿山