2025年12月8日(月)および12月15日(月)の2日間にわたり、福祉・心理学科において「ソーシャルワーク実習報告会」を開催しました。
本報告会は、ソーシャルワーク実習を終えた学生が、実習を通して得た学びや気づき、専門職としての成長を振り返り、共有することを目的として実施したものです。学生は、多様な実習先での経験をもとに、実際の支援やソーシャルワークの専門性、実習を通じて直面した課題について報告を行いました。
当日は、来年度に実習を予定している学生から、現場での関わり方に関する具体的な質問が寄せられ、報告学生が自身の経験を踏まえて回答する場面も見られました。これにより、実習経験が次年度の学生へと継承される、学年を超えた学びの機会となりました。
また、平日にもかかわらず、実習指導者の先生方もご参加くださいました。それぞれの学生の実習でのSWの実践・取り組み、自己覚知を含めた成長等についての講評と、専門職として求められる価値や倫理、姿勢に関しての助言も頂きました。
SW実習を終えた学生と次年度SW実習Ⅱに向かう学生ともに、自らの福祉実践を振り返り、自己の課題を見つめ直す貴重な機会となりました。
本報告会を通して、学生は実習での経験を言語化し、ソーシャルワーク実践の意義を再確認するとともに、今後の課題を明確にすることができました。本学科では、今後も実習教育を通じて、現場と連動した実践的な学びの充実に努めてまいります。
以下に参加した学生の感想を掲載します。
学生の感想
- 今回の発表において、本人の思いを尊重しつつも、安心して続けられる支援を展開することの難しさを感じた。事例のAさんの、家に帰りたいが、デイサービスは使いたくないという思いと、Aさんの現実的な生活能力にはギャップが生まれている状態であり、福祉職である以上、当事者のニーズに寄り添うということは当たり前だが、Aさんの最善の利益を考えて、デイサービスの利用を提案するというのも専門職としての役割のため、どちらかを選ぶということはできないので、本人の思いと現実的なギャップを埋めるために、まずは本人と、家族の思いを傾聴すること、そして、自己決定を促し、現実的に利用するサービスについては、多職種での連携を行いながら、それぞれの思いを尊重する形で、安心して続けられるような支援を展開することを求められるということの必要性を学ぶことができた。
- 地域福祉の促進を進める上で、ミクロ、メゾ、マクロの視点はとても重要であると感じた。社会福祉協議会はミクロな活動をメゾ、マクロへと発展させていくことや活動を初めることは業務の1つであるが、自治体によって差があるため、共生社会を作り上げることが難しいとのことだった。世帯や年齢層などが地域によって違う中で、どのように働きかけるかが、社会福祉協議会の考えるべき点であり、大切な視点なのだとわかった。
- 徘徊からその人の心を支援する支援について話を聞き、徘徊することを全て危ないことであることであると捉えるのではなく、徘徊することの背景には何かの理由があることを理解しその支援をすることが求められると思った。今まで、徘徊することは危ないこと、認知症の症状であるため仕方ないことだと思っていたが、捉え方を変えることが支援者に求められると感じた。支援者は、物事を多方面から見ることが大切であると改めて学ぶことができた。
担当教員:佐藤・大杉・飛永・吉本・松永・福田・鹿山













