2026.09.03福祉・心理学科

授業紹介「非言語コミュニケーション論」
―心理劇で学ぶ、ことばによらないコミュニケーション―

どんな授業?

私たちは、言葉を交わさなくても、表情やしぐさから相手の気持ちを読み取ることがあります。反対に、自分の気持ちがうまく言葉にならないときもあります。

福祉・心理学科の「非言語コミュニケーション論」は、そうした“言葉にならない気持ち”を体で表現しながら学ぶ授業です。心理劇(サイコドラマ)やロールプレイングという方法を使い、実際に体を動かしながら、他者との関わり方や自分自身への理解を深めていきます。

今回のテーマは「最高の癒し体験」

この日の授業のテーマは「自分にとって最高の癒し体験」。

まず一人ひとりが、自分がリラックスできることや、やってみたい癒しの体験を考えます。次にグループの中から主役を一人選び、他のメンバーは主役の“お手伝い役”として、その癒しの場面を一緒に演じます。

たとえば「友達と回らないお寿司屋さんに行って、満腹になるまで食べたい」という主役の願いを、グループのメンバーが店員役や友達役になって再現する、といった具合です。短いストーリーを考えて演じたあとは、グループで感想を話し合いました。

学生の感想(抜粋)

授業後、学生たちからは次のような感想が寄せられました。

  •  人を助けたり喜ばせたりするのが意外と好きかもなと思った
  •  楽しく話せた。今日は気分が落ち込み気味だったけど人と話すことで少し前向きになれたように感じる
  •  相手の視点に立って接することが思いやりの心を持って接することにつながるのだと思い、自分の意見を突き通すだけでなく定期的に相手の立場に立って物事を考えることが必要だと思いました
  •  グループの人と一緒に物語を考えて話しあい、笑いあうことは楽しいことだなと改めて実感しました。また、自分が言った発言に対して反応してくれたり笑ってくれたりすると嬉しいし、安心する気持ちになりました。
  • 自分を理解してくれようとしてくれるのは凄い幸せで楽しいことだと気づいた
  • なりきっている相手の表情や動作や仕草を見て、「困っているな」「走っているな」「疲れているな」など言葉を交わさなくても気持ちを感じることができ、劇を通してより感じることが出来たなと思いました
  • 他人の癒しの体験を演じることで、自分も間接的に癒されたように感じたのが意外だった
  • 癒しの場面を再現していたのもあり、再現中はみんなの笑顔が増え、微笑ましく、楽しかったです。古着屋さんの再現で、知らない古着事情に話が広がったりして、それも楽しめた。
  • 自分が主役となり、カフェ巡りにしたが、海の見えるカフェにしたので、4人では足りず、海役の人であったり増やせばよかったのではという案もあって、柔軟な考え方で凄いなと思った。実際は店員役2人では多いかなと思いつつ、何となく自分のイメージと合っていて楽しかった。
  • 動物役になったのは初めてで、普段はしない体験が出来ました。犬の視点にたって人間を見たり動きを犬に寄せてみたりして動物の気持ちを考えることが出来ました。

担当:福祉・心理学科 白濵・細野