2022.03.07こども教育保育学科

モンテッソーリ提供法総まとめ(2022年2月14.15.17.18日)実践レッスンの様子と学生の感想

8月の資格試験に向けて、モンテッソーリ教育の5つ領域のうち「文化教育」を除いた、「日常生活の練習」、「感覚教育」、「数教育」、「言語教育」の4つの領域の総まとめを行いました。

9時から1時間の筆記試験に続き、18時まで実践のレッスンと少しハードな内容でしたが、指導教員の助言を受けながら学びを深めました。

コロナ禍の中で教具を使って思うように練習ができないまま臨んだため、身についていない部分も多く、子どもを意識した提供も難しい状態でした。それでも、各自が課題として受け止めたことを今後の練習に生かしていくことが期待される4日間の内容でした。

実践レッスンの様子(領域別)

日常生活の練習

感覚教育

数教育

言語教育

学生の感想

  • 練習していた教具であっても実際に自分が教師役で提供すると思うように提供できなかった。まだ練習が不足していたこと、さらに練習する必要があることを実感した。また子どもに提供しているという意識をもって練習に取り組む必要があると思った。(熊谷彩加)
  • 総まとめでは、自分がくじをひいた教具の提供を先生役として行うため、総演習とは異なる緊張感を持ちながら提供した。その中で、子どもへの分かりやすさ、やりやすさを意識することの大切さを学ぶことができた。これから、今までの練習で十分に身につけられていなかったポイントをおさえながら、資格試験に向けて頑張っていきたいと思う。(岡本真弥)
  • 総まとめでは、自分の足りないところや練習の際に心がけることを再確認することができた。また、子どもにとっての分かりやすさを考えながら、行うことの重要性を感じることができました。8月のテストまで、時間が少ないため、定期的に練習を行い、子どものために提供できるような技術を身につけたい。(石原夏虹)
  • 総まとめを終えて感じたことは、子どもと活動することが意識できていないということだ。提供法があやふやだと思いだすことに必死で焦ったり、大人を相手に練習することになれていて話す時やちょっとした動作のテンポが速くなったりしていた。教具を置く位置、話すテンポなど少しの変化で子どものやりやすさ、分かりやすさに影響を及ぼすことが分かった。今後、提供法だけでなくそういったことも意識して練習を重ね、子どもが安心・集中して自己活動を行える関わり方を身に付けていきたい。(柴﨑菜々子)
  • 4日の総まとめを終えて、子どものやりやすさに配慮した提供が必要であることを学んだ。そのため、保育者が一つひとつの教具の目的や提供の繋がりなどをしっかり理解したうえで子どもと関わっていくが必要であると感じた。
    また、私自身の提供の癖や子どもへの配慮が足りていない点などに気づくことができたため、これからの練習に生かして行きたいと思う。そして、子どもが安心できるような提供を行えるようにしていきたい。(山口瑠加)
  • 今回の総まとめで、一つ一つの教具が持つ目的や提供のポイントと配慮点を改めて学ぶ事ができた。また、自分の提供法を見直すきっかけとなり、今までの練習では気づかなかった間違いに気付くことができ、教具の置き方や声掛けのタイミング等を友人ではなく子どもを想定して提供することが不十分であったと分かった。そのため、今後は隣にいるのは初めてそのお仕事をする子どもである事を意識し、どのようにすれば分かりやすいのかを考えながら正しい提供法を身につけていきたい。(末次由佳里)
  • 総まとめを通して学びになったことは、子どもたちにとっての分かりやすさが大切だということだ。方法がわかっているだけでは不十分であり、分析して、分かりやすいスピードで提供する必要があるが、自分にはまだこれらの力が足りないと思った。
    しかし、この4日間の間に、提供法の工夫やポイントにも気づく機会があり、モンテッソーリ教育の奥深さを感じることもできた。今後も、本番の試験や実習、卒業後に向けて練習を重ねていきたいと思う。(渕麗華)
  • この4日間で、これまで学んできた4領域を領域ごとに分けて行ったが、その中で自分はまだまだ子どもを意識して速さ、わかりやすさ、見やすさを考えて提供をすることができていなかったと感じた。また、自分の練習不足や、わかっていないところにも気づくことができた。これからの練習では、今回学んだことを意識して取り組んでいきたい。(木屋穂乃果)

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