2020.12.22大学からのお知らせ

【学生・教職員の皆さんへ】学長メッセージ「後期前半終講日を迎えるにあたって」

まもなく、クリスマス、年末年始と心躍る冬期休暇に入ります。

しかし、新聞報道によると、12月20日現在、長崎県内の一日の新型コロナウイルス感染者数は前日より23名増加し、総数400名、死者3名と発表されています。この感染状況と病床調整について、長崎大学病院感染制御教育センター長の泉川公一教授は「この1年で一番危機的な状況にある」との認識を示し、感染防止策の徹底と併せ、会食や県外への移動を控えるよう呼びかけています。泉川教授は「コロナ患者の診療にはマンパワーが必要。患者が増えるほど、がんや肺炎、脳卒中など一般入院に影響が出てくる」と述べ、県民に感染予防への理解を求めています。つまり、すべての人のいのちを守るために、一人ひとりができるコロナ対策を実行することを呼び掛けてくださっています。

感染予防対策について

これまで本学が対面授業を続けることができているのは、保健センターの注意喚起に応え、皆さんが感染予防に努めてくださっている賜物です。感謝申し上げます。

  • 不要不急の県外移動、外での会食、とくに飲食を伴う集会は控える。
  • マスク着用、手洗い、手の消毒、密閉空間、密集場所、密接場面の「3密」を避ける。
  • 一人ひとりができる基本的予防対策に努める。

特に感染者数が多い県、地域への移動を控えましょう。アルバイト、忘年会、新年会、成人式など感染リスクが高い状況をできるだけ回避し、「これまでのように」ではなく、3密を避けた「新しい方法」を工夫しましょう。

今しばらくの辛抱です。全世界の人々が苦しみ、怯えています。「私は大丈夫、私一人くらい、ちょっとだけなら」などなどが隙をつくります。ご両親、祖父母の皆様、兄弟姉妹そして友人の大切ないのちを守るために、今しばらく我慢しましょう。

今後の授業実施体制について

県内の他大学が1月7日から17日までを遠隔授業を行うとしているのは、1月16、17日が「大学入学共通テスト」が実施されるため、キャンパスの維持、監督者、何よりも受験生を新型コロナウイルス感染から守るためです。

本学は今年度、共通テストの監督の任務はありませんので、現在のところ、6日から対面授業を開始します。

但し、この「1年で一番危機的な状況」がどのように変化するのか予測できません。
いつ遠隔授業に切り替えても大丈夫であるよう、心の準備をしておきましょう。

後期後半始講までにお知らせをいたしますので、JunshinVisionで各自確認してください。

なお、家計の急変、アルバイト収入の減少、内定の取り消しなどの問題が発生した場合は、一人で悩まず、アドバイザーあるいは学事課にご相談ください。

最後に皆さんへ

「知恵のみちを歩み 人と世界に奉仕する」ことをモットーとする本学の皆さんが、この人類の苦しみを共有し、自分のため、かつ他者のために、面倒と思わず感染防止に努めてくださることを信じています。

キャンパスに輝く星の光が世界に広がり、救い主イエス・キリストの誕生を喜びと感謝をもってお祝いできますように。クリスマスと新しい年2021年が主キリストの豊かな恵みと祝福のうちにあり、皆さまとご家族、友人の健康と心の平安が守られますようにとお祈り申し上げます。

2020年12月22日
長崎純心大学長 片岡 瑠美子