2024.02.06こども教育保育学科

1年生「モンテッソーリ教育特別実習Ⅰ」観察実習(2024/1/11, 12)

6月に続き、今回は2日間の観察実習を行いました。前回は廊下からの観察でしたが、この2日間は教室に入り、子どもの活動の様子、先生と子どもの関わりを間近に見て学ぶことができました。

1年生は9月からモンテッソーリ教育の提供法の学びが始まり、日常生活の練習を終え、感覚教育の教具の提供法の学びが始まっています。自分たちが学んだ提供が実際に行われていることを意識しながら、しっかりと観察することができたようです。

  • 実習ではモンテッソーリ教育によって変化する子どもの姿を観察することができた。初めて2日間の見学だったため、同じ子どもが前日よりも難易度が上がったお仕事をしていたり前日と同じようなお仕事を好んでしていたりする様子を見て、年齢による発達段階の違いや年齢によってどんなお仕事を好むのかについて学ぶことができた。まだ習っていないお仕事をしている子どもの方が多かったので、これからの授業への楽しみや課題が増えた。もっと子どものことを考えた提供ができるように練習していきたいと思う。(川﨑 郁奈)
今回も観察後にミーティングを行いました。発見や疑問を分かち合い、学びを深めることができました。
  • 特に印象的だったのは、雑音筒のお仕事をしている男児への保育者の関わり方だった。男児は最初、筒を振ることで音が鳴ることを楽しんでおり、少し乱暴な振り方をしていた。保育者が正しい鳴らし方・聴き方を提示することで、男児は音の違いに気付き、喜びを全身で表現していた。このことから、動きを分析して提示することの大切さを実感することができた。そして、「分かりやすい・やりやすい」ということがいかに大事かということも学ぶことができた。今回の学びを今後の活動に活かしていきたいと思う。(城戸彩楓)
  • 実習を通して前回よりもたくさんのことに気付いたり、学んだりした。6月の観察実習では、まだ提供法を学んでいなかったので教室内などの周りの環境に目が行っていた。しかし今回は、「日常生活の練習」の提供を学んで観察できたので、実際に子ども達はこのようにして使うのかと見ることが出来た。現場では、たくさんの子がいて皆違う動きをしているのでどこに自分は行ったらいいのか?どのような手助けをしたらいいのか?など常に目を光らせることが大切だと学んだ。この観察実習を通して子どもの様子や保育者の関わり方などを吸収してきたので、それを行動に移せるように頑張ろうと感じた。(牛島颯希)
【はめ込み円柱】
実習を終え、授業における学習意欲がさらに増し、熱心に取り組む様子が伺えます。

2年生・3年生の学びの様子

2年生 モンテッソーリ教育特別演習 言語 (2023/5/27)

空き時間を工夫しながら、特別演習に向けて練習に励んだ成果が見られた1日でした。

【砂文字版】の提供の様子

提供のポイントをしっかりと解説してもらい、間違って理解し、練習していた部分を見直す機会となり、学びが深まりました。

【五十音並べ】の提供の様子

提供する際に、教具を大切に扱う、両手で持つよう意識する、一つ一つの動きを丁寧に行うなど、所作がとても美しくなってきている様子が伺えました。

【物と名前】の提供の様子

3年生 最後の領域「文化教育」に入りました

【対象地形】

3年生は春休みの4日間、2024年8月に実施されるモンテッソーリ教員資格試験に向けて、これまで学んだ4領域の理論と実践の見直しを行います。提供は練習を繰り返すことで身に付くため、終講後も練習に励むことでしょう。その様子は次回アップします。

<関連ページ> 学びPickUp / モンテッソーリ教育