現在、地域連携センター医療・福祉連携部門は、太良町社会福祉協議会や太良町立病院、太良町地域包括支援センター等と共同し、太良町地域包括ケアシステムに関する調査研究を行っています。
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2月10日に「太良町地域包括ケアシステム調査研究」の一環で、太良町地域包括ケアシステム視察が行われ、本学教員3名、本学地域包括支援学科学生5名の計8名が参加しました。
太良町社会福祉協議会や町立太良病院の方々による講義、病院見学・町内見学を行いながら、太良町の現状や課題について理解を深めました。
町立太良病院の医療ソーシャルワーカーは、本学の卒業生であることから学生たちのロールモデルとなり、学生たちは大学での学びと実践をつなげて考えることができていました。
今後は、視察で得られた情報を踏まえて、データの分析結果をもとに太良町地域包括ケアシステムに関する現状や課題を共同で検討していく予定です。
学生の感想
- 太良町内の視察を通して太良町全体に、また、太良町内の地区ごとにそれぞれ生活課題があることを知りました。課題解決に向けて、地域住民が主体となって、太良町内全体の主な生活課題を地域住民が我が事としてとらえ、専門職や関係機関と連携しながらともに助け合うことが大切であると改めて感じました。(地域包括支援学科2年)
- 幸せの町づくりサポーター(さちサポ)についてが1番印象に残りました。それは、さちサポの「知る」「考える」「実行する」という3つの活動から自分のペースに合わせて選べるところがとても良いと感じたためです。自分にできることから始め、少しずつでも太良町に貢献することで、安心して住み続けられる町を目指し、活動していることを学びました。(地域包括支援学科3年)
- 視察全体を通して印象的だったのは、住民が主体となって活動を行っている点です。知る、考える、実行するという段階的なプロセスを踏むさちサポでは、地域福祉で学ぶ「我が事」を体現しており、地域住民がリアルを知ることで自助を基盤としていることが分かりました。(地域包括支援学科4年)