本学は社会福祉法人 南高愛隣会との包括連携協定のもと、「利用者サービス評価調査」を協働で実施しています。調査実施は、医療・福祉連携センターが担当しており、2024年で7年目になります。
2024年は9月、10月の土日を利用し、6日間に渡って調査を実施しました。
調査には、社会福祉士の資格指定科目である「社会調査の基礎」「社会福祉調査の基礎」を履修した本学地域包括支援学科の学生10名、本学大学院生1名、長崎国際大学の学生4名が参加しました。
学生たちは、南高愛隣会の職員の方々や本学教員から調査に関するトレーニングを受けた後、南高愛隣会の就労継続支援B型事業所を利用している方々に対して、サービスに関する評価についての面接調査を行いました。
学生にとって、利用者の方と関われたり、調査を経験することができる貴重な機会となっているようです。また、南高愛隣会には本学の卒業生も在職しているため、OB・OGとの交流の機会にもなっています。
調査結果は、本学教員が報告書としてまとめ、南高愛隣会の法人内会議で職員の方が報告を行うことで次年度の事業計画などに反映されたり、本学教員によって論文化され、広く地域社会に貢献するものとなっています。
調査に参加した学生の感想
- 普段話す機会のない方々のお話が聞けたり、B型事業所の職員さんの仕事、利用者さんの仕事などを見たり説明を聞けたりして、とても良い経験になりました。質問調査も初めての経験で、社会調査の授業で習った用語もいくつか出ていたので、実際に経験することでさらに理解を深めることが出来ました。
- 利用者さんによって質問の捉え方が違っているときもあり、全員に同じように理解してもらえる質問をつくるのは難しいことだと感じました。また、施設見学では利用者さんが普段どのように働いているのか知ることができ、いい経験ができたと思います。