2026.06.08福祉・心理学科

川平町自治会長より「地域を共に支え 共に生きるということ」についての講話(ソーシャルワーク演習Ⅳ)(2026/5/27)

2026年5月27日(水)、福祉・心理学科の授業「ソーシャルワーク演習Ⅳ」において、長崎市川平町自治会 会長 松本幸一様を講師としてお迎えし、「地域を共に支え 共に生きるということ」をテーマとした講話を実施しました。

当日は、地域における生活課題の現状や自治会活動の実際、地域住民同士のつながりづくり、地域課題の解決に向けた取り組みについて、実践経験を交えながらご講義いただきました。また、地域福祉を支えるうえで、住民同士の支え合いや自治会活動が果たす役割、地域における関係形成の重要性についてもお話しいただき、学生にとって地域福祉実践を具体的に考える貴重な機会となりました。地域住民の暮らしを支える活動の重要性を学び、学生達は、地域の一員として、また将来の福祉の担い手として、自分たちが何ができるのかを見つめ直す学びの場となりました。

「ソーシャルワーク演習Ⅳ」では、地域福祉に対する実践的理解を深めることを目的としており、今回の講話を通して、学生たちは地域住民主体の活動や地域コミュニティの意義について理解を深めることができました。今後、社会福祉専門職を目指すうえで、地域生活を支える視点や地域との協働の重要性について学びを深める契機となりました。

学生の感想(抜粋)

  • 独居の方とのつながりのなかで、近隣住民ではない人が家にきた時に会ってくれないという課題があることを知った。解決策として、近隣住民の方と一緒にいって会ってもらうことが挙げられていた。確かに、私も知らない人が家に来たらインターホンで誰かを確認して知らない人だと会いたくないなと思ってしまうため、独居で会ってくれない人の気持ちが分かるなと思った。近隣住民同士がつながりを持つ方法として回覧板を手渡しするということが挙げられており、相手からの警戒心も少なくなると思うしお互いに顔を知っている関係になれるのはいいなと思った。
  • 自治会加入者が減少し、高齢化が進む中で、川平町自治会が高齢者や若者が住みやすい地域を目指して展開している活動には、この町の将来に向けての希望を感じた。送迎に問題を抱えながらも、高齢者に向けてのふれあいサロン活動、リサイクル推進員による活動、公民館講座など粘り強い活動に私も参加して実際の状況を見てみたいと思った。また、市民大清掃では自治会に所属していない住民も参加し、清掃活動に臨んでいるという話を聴いて、ここに自治会加入者を増やすヒントがあるのではないかと思った。私の住む地域と合わせて、よいアイデアがないか折に触れて考えてみたい。
  • 川平自治会長の話を聞いて、地域で支え合いながら生活していくことの大切さを学んだ。川平町自治会では、高齢化率が高く、一人暮らしや高齢者世帯のみの世帯も多いことを知った。そのような地域では、住民同士のつながりや見守り活動がとても重要であると感じた。特に、ゴミ出しや買い物、サロン活動などの普段の生活の中で自然に声をかけ合いながら支え合っていることが印象に残った。また、活動は特別なことではなく、地域の人が安心して暮らすために必要な活動であることが分かった。自治会では、講座、サロン活動、清掃や環境整備など幅広い取り組みを行っており、住民同士の交流の場になっており、日頃から地域全体で支え合う意識を持っていることが伝わってきた。住民の異変に気づき対応することができた事例が心に残った。普段から近所付き合いがあることで小さな変化にも気づくことができ、早期対応につながるのだと感じた。普段からの関係作りの大切さを実感し、地域での気にかけ合う関係が孤立を防ぐことにつながるのではないかと感じた。介護サービスだけでは支えきれない部分を、地域住民が補い合っていることを知り、近所付き合いの大切さや共に支え合うことの大切さを感じた。

ご多忙の中、貴重なご講義を賜りました松本幸一様に、心より御礼申し上げます。

担当:福祉・心理学科 鹿山