心理学は、人の心を理解するために、様々な研究手法を使ってデータを分析する学問です。数字で表せるデータだけでなく、自由記述やインタビューにおける語りなどの質的なデータも、分析の対象になります。3年生のゼミでは、こうした研究方法を実際に体験しながら学び、卒業論文の執筆だけでなく、日常生活や社会生活に応用することも目指しています。
今回のゼミでは、「KJ法」という分析手法を体験しました。KJ法は、文化人類学者の川喜田二郎先生が開発した手法であり、心理学や看護学をはじめ、幅広い分野で活用されています。情報量が多く複雑な質的データも、図解化することでわかりやすく整理でき、新しい発想も生まれやすくなると言われています。
今回は「長崎純心大学の福祉・心理学科とは、どんな学科なのか?」をテーマとして、高校生向けの学科紹介文をつくることを目標に、KJ法に挑戦しました。
①まず、それぞれが思いついたことを付箋に書き出しました(ラベル作り)。
②次に、全員で付箋を見比べながら、関連の近いものをグループにまとめ、グループ名を考えました(グループ編成)。
③続いて、グループ同士の関係(深い関わりがある、原因と結果、反対の関係など)を考え、記号を使って図に表しました(図解化)。
④最後に、図をもとに文章としてまとめました(叙述化)。

付箋に書き出す①の段階では、「福祉と心理どちらも学べる」「福祉とキリスト教のつながりを学べる」「気遣いができる人が多い」「初めて学ぶ分野なので最初は難しい」など、さまざまな意見が挙がりました。
③図解化の段階では、「優しい大学(友人・先輩・先生など)」や「充実した設備や環境(サークル・寮・聖堂など)」が土台となり、「大変」ではあるものの「いろいろなことを学べる」こと、「資格」も取得できることから、「将来に役立つ」ことが見えてきました。
③図解化や④叙述化を経て、できあがった紹介文がこちらです。
高校生向けの学科紹介文
「長崎純心大学の福祉・心理学科とは、どんな学科なのか?」
しかし、学生の学びを支える様々な設備があり、先生や先輩も優しく、安心して学ぶことができます。資格の取得もでき、福祉・心理・それ以外の学科の授業もとることができるため、将来にも役立ちます。
文章にまとめる作業には苦労しましたが、福祉・心理学科の特徴をコンパクトに表現できたのではないかと思います。付箋でアイデアを出す段階では、お互いの意見の共通点や違いを楽しみながら考えることができ、図解化・文章化を通して学科の特徴やよさを改めて実感することができました。
担当:福祉・心理学科 白濵







