8/28(金)、「地域包括支援実習」の一環として、学生およびスチューデント・アシスタント(SA)が「住吉中園商店街」と「平和町商店街」の2つのエリアに分かれ、現地でのフィールドワークを実施しました。当日は、受講生14人、SA1人、教員6人が参加しました。
今回のフィールドワーク実習は、社会情勢や生活様式が変化する現代において、地域コミュニティの核となってきた商店街の現状や、街が持つ独自の強み・魅力を把握することを目的としています。
地域住民や店舗経営の皆様への直接のヒアリングを通じて多角的な視点を獲得し、地域の支援のあり方を主体的に探究しました。
商店街が歩行や買い物の場としてだけでなく、個人経営の店舗などが「地域の高齢者の集いの場(サロン)」や相談相手としての機能を担っている姿が見受けられました。
「顔を合わせて話す場所があること」そのものが孤立を防ぎ、住民の心の健康維持につながっているという、生活に密着した商店街ならではのあたたかい役割を実感しました。
また、単に目に見える課題だけに目を向けるのではなく、住民の方々の想いや歴史、交通の利便性や名所といった「すでにある地域の強みや魅力」に着目することの重要性を学びました。地域にある力を尊重し、共に考えていく姿勢こそが支援の本質であると学びを深めました。
このように、学生が自らの足で現地を歩き、対話を重ねる中で得られた学生たちの多くの気づきがありました。
フィールドワーク後は、江角記念館に向かい、今回の実習で得られた気づきを全員で共有しました。
学生の声
- 実際に住んだり、働いている人たちの町への思いを聞くことはその町をくわしく知る1番良いことだと学ぶことができました。平和町について事前にwebサイトで調べても、人とのつながりまでは知ることができませんでした。しかし、フィールドワークを通して人それぞれ町に対する思いやお客さんへの工夫、困っていることが違っていたので福祉の仕事を行う上で必要な相手の思いを聞くことの大切さを改めて知ることができました。
- 今回のフィールドワークで最も印象に残っているのは、地域について知っていることと、実際にその地域を歩き、そこで暮らす人と関わって感じることには大きな違いがあるということです。実際に商店街を歩き、写真屋さんやカフェなどで地域の方のお話を聞くと、そこには地域を大切にしながらそれぞれの立場からこの街のこれからを考えている人がいました。その姿に触れ、私はこれまで地域の課題部分を探すことばかりに意識が向いていたのだろうと未熟さを感じました。特に、失われているものだけではなく、今も地域の中に残っている人とのつながりや、地域を支えようとする思いが確かに存在していたことが私の心を揺さぶりました。外から見れば資源が不足している地域に見えたとしても、そこで暮らす人にとっては長年築いてきた人間関係や思い出、日々の生活そのものがあり、その一つひとつが地域を形づくっているのだと実感しました。地域の価値は、人口や施設の数だけでは測ることができないのだと今更ながらに思います。
- 昨年受講した経験を踏まえ、今年は一歩引いたマクロな視点を持って参加しました。単に課題を捉えるだけでなく、本学が持つ教育・福祉・多文化理解といった強みを地域にどう還元できるのか、店舗や住民、行政とどう連携ができるのか、地域の活性化に主体的に関わっていきたいと思いました。
今回のフィールドワークを一過性の体験に終わらせることなく、学生たちは今後、「地域包括支援実習指導Ⅱ」の中で振り返りを行うことで、学びを発展させていきます。
実習にあたり、学生を温かく迎え入れ、貴重なお話を聞かせてくださった住吉中園商店街、平和町商店街の皆さまに、心より感謝申し上げます。
担当:足立、飛永、細野、井手口、鹿山、岡田

















