学びの基礎「ソフォモア・セミナー」「総合演習」

こども教育保育学科の2年生全員が、年間をとおして取り組む科目「ソフォモア・セミナー」「総合演習」。
学科における学びの基礎となる科目として位置づけられています。

ソフォモア・セミナー 小学校教師、保育者としての資質を育むための科目。
総合演習 3年次からの専攻演習(ゼミ)へと向かう力をつけるための科目。

ソフォモア・セミナー

「よりActive(能動的)で、Creative(創造的)で、Communicativeな(他者と交流できる)人間になること」を目標に掲げた特色ある教育プログラムです。

デジタルテクノロジーが教育界を含め人々の生活全般に浸透しつつある今だからこそ、保育者や教育者を目指す人たちには、新しい技術の習得と共に、他者の存在や物事の意味を自らの「からだ」で感受することの大切さを再確認することが求められます。

そのための機会ともいえる「ソフォモア・セミナー」では、4つのプロジェクトをとおして資質向上を図り、人間的基盤を培います。

授業内容

プロジェクト活動の過程を随時ポートフォリオ(「活動記録」「自己評価シート)に記録します。ポートフォリオを活用し、自らの取り組みを振り返ったり、定期的な報告会による体験の共有化を図ったりします。

菜園プロジェクト

個人またはグループで行う園芸活動

畑の土を自らの手で耕し、植物の「いのち」を育てる経験をします。

お掃除プロジェクト

個人単位で行う清掃活動

日常生活の中で意識的・継続的にどこかの場所をきれいにします。

チームプロジェクト

チーム単位で行う地域への参加・社会貢献活動

数名のチームを結成し、自ら企画した社会的活動を展開したり、自主的研究の成果をパフォーマンスしたりします。

コーラスプロジェクト

学年全体で編制する聖歌隊

卒業式等の大学行事で聖歌隊を務めるための練習に取り組みます。

総合演習

私たちは自然環境や平和に関する多くの問題に直面しています。また、教育格差や児童虐待、いじめ、シングルマザーの貧困の問題など、子どもを取り巻く生活環境、子どもの保育・教育に関係する数多くの深刻な問題も抱えています。

このような諸問題に関連させながら、現状分析と問題解決の方法等について検討し、その課題に関して子どもや保護者を支援する視点を得ることを目的とした授業です。

授業内容

現代社会、特に教育、保育に関する問題の中から、各自で研究テーマを見つけ、研究テーマに基づくレポートを作成し、さらに発表へとつなげる力を身につけることを目指します。授業では、十数名のグループに対し教員が一人ついて指導を行います。

学びを通して、3年次から始まるゼミへの導入について基本的手法をマスターすることも授業では目指しています。