こども教育保育学科「保育士・幼稚園教諭養成コース」の学生は、幼稚園教諭一種免許状、保育士資格を取得し、保育者(幼稚園教諭、保育士、保育教諭)になることを目指します。

資格を取る中で、次のように実習が行われ、その実習に備えて各指導が行われます。

幼稚園教諭一種免許状
  • 幼稚園教育実習Ⅰ(2年次 9月)
  • 幼稚園教育実習Ⅱ(3年次 6月)
保育士資格
  • 保育所実習Ⅰ(2年次 2月)
  • 施設実習Ⅰ(3年次 8月もしくは3年次 2月)
  • 保育所実習Ⅱ(4年次 8月)
  • 施設実習Ⅱ(4年次 8月)

実習に備えた指導

幼稚園教諭一種免許状:授業「幼稚園教育実習指導」における「模擬保育」
(幼稚園教育実習に備える充実した事前事後指導)

1年次

保育に関する基礎知識を学んだり、幼稚園一日体験学習を経験したりすることで幼児の発達、保育者の仕事、幼稚園や認定こども園等のイメージを高めます。

2年次

「幼稚園教育実習指導Ⅰ」の授業では、9月の実習に向けて、学生同士で「模擬保育(保育者役、園児役に分かれて模擬保育をすること)」を行い、その中で指導案の作成や実践を通して保育の方法を研究し、基礎的な技術の習得、指導力の向上を目指します。

保育士資格:授業「保育実習指導Ⅰ(2年次)」事前指導

先輩の保育所実習体験談

4年生の先輩たちが「保育所実習Ⅰ・Ⅱ」で体験したことを分かりやすく話します。実習に向けての心構え、成功体験や失敗談などをしっかりとメモを取りながら学ぶ時間です。先輩への質問をしたり、具体的に話を聞いたりすることができ、実習への不安が解消されます。

保育所実習に向けての準備 実習では…
  • 課題や目的をもつこと
  • 手遊びや絵本を選んでおくこと
  • 季節の歌・ピアノ練習
  • ペープサートなどの保育教材準備
  • オリエンテーションでは乳幼児の興味・関心を持っている事柄を聞いておく
  • 挨拶をきちんとすること
  • 積極的に質問すること
  • 謙虚さも忘れず、感謝すること
  • 子どもと真剣に関わること
  • 失敗を振り返り次につなげること
  • チャレンジすること
  • 保育者の子どもへの関わり方を観察し、真似ながら実践すること

保育所保育士による講話

保育現場から先生方をお招きし講話を聴くことも行います。

実習前の準備から実習までの内容を具体的に聞いたり、動画で見ることができ、実習生としてどのように実習に向き合っていくかを学びます。

講師からの問にも積極的に答えたり、質問したり、しっかりと考えながら学びます。
講話を真剣に聴き、メモを取ります。

保育所保育指針を読む(グループ活動:ディスカッション、資料作成、発表)

保育所保育指針の「養護と教育」の内容を分割し、読んでまとめる課題、さらに、指定された写真から自分の担当の内容を具体的に関連付けて見ていく課題を持ち寄り、ディスカッションを行います。

その内容をまとめ、養護の2項目「生命の保持」「情緒の安定」、教育目標設定の5領域「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の関連性について、模造紙に書き発表を行います。

0・1・2歳児対象 絵本の読み聞かせ実践

各年齢の絵本を選ぶことから始め、絵本の内容や読み聞かせのポイントを表に書いて準備して、実践に臨みます。