愛知県出身ですが、福岡、東京、青森をへて長崎に参りました。現代のカトリシズムや自然法倫理学、生命倫理学などに関心があります。学問をする際には単に情報を集めるだけではなく、問題を原理にまで遡ってきちんと考えることが大切であるように思えます。そのためには哲学的な思考の訓練が重要であるように思いますし、人間理性を超越へと向けて拡張する信仰の意義をも押さえておく必要があるように思います。また、カトリック哲学者ジャック・マリタンや吉満義彦のいう「霊性の優位」した社会や文化のあり方について考えてゆきたいと思います。
基本情報
- 職位・所属
- 准教授
人文学部 福祉・心理学科/地域包括支援学科 - 学位
- 修士(法学)[九州大学大学院法学研究科 1996年3月]
- 専門分野
- カトリック倫理学
法哲学
キリスト教思想 - 研究テーマ
- トマス主義自然法倫理学・法哲学
現代のカトリシズム
生命倫理学
担当科目
学部
- 法学
- 日本国憲法
- 国際関係論
大学院
- 人間文化研究特論
主な研究業績
年月 | 著書・学術論文名他 | 掲載誌名又は学会名 |
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2022年11月 | 自然法倫理学における倫理的アプリオリについて―ヨハネス・メスナーとその後 | 『法哲学年報2021』 |
2021年9月 | 自然法倫理学における『自然』 | 『経済社会学会年報』Vol.43 |
2019年8月 | 自然法と教育―自然法倫理学の立場から | 『カトリック教育研究』第36号 |
2019年2月 | H.J.ヘーンの生態学的社会倫理学 | 『人間学紀要』第48号 |
2018年12月 | 神谷美恵子の『生きがいについて』の今日的意義―オウム真理教事件に関連付けて | 『日本カトリック神学院紀要』第9号 |
2017年8月 | 現代家族とカトリック教会 | 『日本カトリック神学会誌』28号 |
2016年3月 | 人格性と個体性―人間存在の形而上学的な二原理について | 長崎純心大学「マリタン研究会」論集 |
2015年10月 | ヨハネス・メスナーの社会倫理学 | 『日本カトリック神学院紀要』第6号 |
2014年9月 | 共同善としての人的環境 | 『日本カトリック神学院紀要』第5号 |
2012年9月 | 自然法倫理学における徳論―ヨハネス・メスナーの場合― | 『日本カトリック神学会誌』第23号 |
社会における活動
- 八戸市自殺対策ネットワーク委員(2019年度~2022年度)
所属学会
- 日本法哲学会
- 経済社会学会
- 中世哲学会
- カトリック神学会
- カトリック教育学会
- 上智人間学会