社会福祉において「住む」ことが生活の中でどのように位置づき、意味づけされ、それが福祉実践にどのように生かせるのかなど、居住概念の検討、高齢者等の居住支援システムについて検討しています。
ゼミでは、高齢者福祉を中心に各学生の興味関心に基づき卒論を作成しています。
卒論の作成においては、ゼミ生の発表と討論により、現状をいかに客観視し分析できるかについて検討します。
基本情報
- 職位・所属
- 福祉・心理学科長/地域包括支援学科長
教授
人文学部 福祉・心理学科/地域包括支援学科 - 学位
- 修士(社会福祉学)[東洋大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士前期課程修了 1999年3月]
- [東洋大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士後期課程単位修得満期退学 2004年3月] - 専門分野
- 社会福祉学(社会福祉原論、高齢者福祉論、居住福祉論、社会福祉施設経営論)
- 研究テーマ
-
- 社会福祉における住宅・すまい等の居住概念に関する研究
- 社会福祉政策と住宅政策の歴史的研究
- 高齢者・障害者の居住支援システムに関する研究
- 福祉サービスの利用支援システムに関する研究
- 社会福祉施設における組織と経営に関する研究
- 社会福祉専門職養成と現任教育における教育研修内容とスーパービジョンに関する研究
担当科目
学部
- 福祉サービスの組織と経営
- ソーシャルワーク演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
- ソーシャルワーク実習指導Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
- ソーシャルワーク実習Ⅰ・Ⅱ
- 社会福祉の原理と政策Ⅰ・Ⅱ
- 社会保障Ⅰ・Ⅱ
- 地域包括支援論A
- 福祉科教育法A・B
- 専攻演習Ⅰa・Ⅰb・Ⅱa・Ⅱb
- 卒業論文
大学院
- 人間福祉特論Ⅰ
- 人間福祉特別研究演習
- 人間文化特別研究(修士論文)
主な研究業績
年月 | 著書・学術論文名他 | 掲載誌名又は学会名 |
---|---|---|
2008年 | 『高齢者の住環境』 共著 | ぎょうせい |
2008年 | 『臨床に必要な居住福祉』 共著 | 弘文堂 |
2010年3月 | 高齢者福祉施設入所者の居住支援に関する研究(1) ―高齢者の住生活史における「家族」と「すまい」に焦点をあててー |
純心人文研究第16号 |
2018年 | 共著『相談援助実習・相談援助実習指導[第3版]』 | 弘文堂 |
2014年 | 分担執筆「バリアフリー住宅」日本社会福祉学会事典編集委員会編『社会福祉学事典』 | 丸善出版 |
2014年 | 古川孝順監修『再構児童福祉-子どもたち自身のために-』 | 筒井書房 |
2012年 | 結城康博他編『介護福祉産業論-市場競争と参入障壁-』 | 日本医療企画 |
2012年 | 古川孝順監修社会福祉理論研究会編『社会福祉の理論と運営―社会福祉とはなにか-』 | 筒井書房 |
2011年 | 早坂聡久他『シリーズ介護施設 安全・安心ハンドブック 第6巻 施設経営における会計と税制』 | ぎょうせい |
2013年 | 「一人暮らし高齢者の生活実態とソーシャル・サポートの関係‐長与町社会福祉協議会の食事サービス事業を通して-」 | 純心人文研究第19号 |
2014年 | 「社会福祉士養成における相談援助演習の教育内容と展開方法」 | 純心現代福祉研究18 |
2015年 | 「相談援助演習の展開における地域福祉の理解-フォーカス・グループインタビューによる実態把握ー」 | 純心人文研究第21号 |
2017年 | 「福祉系大学の高等学校福祉科教員養成の課題と今後の方向性」 | 純心人文研究第23号 |
2018年 | よくわかる社会福祉の「経営」 | ミネルヴァ書房 |
2019年 | 社会福祉における「すまい」の確保に関わる問題の所在 | 純心人文研究第25号 |
2019年 | 社会福祉専門職養成の立場から捉えた介護等体験の枠組みと事前指導に関する一研究 | 長崎純心大学教職課程センター紀要第3号 |
2020年 | 原子爆弾被爆者養護ホーム入所者の被爆体験の語りと施設職員の対応と意識 -施設職員へのアンケート調査を通して- |
純心現代福祉研究№24 |
社会における活動
- 長崎県福祉のまちづくり推進協議会 会長
- 社会福祉法人恩賜財団済生会長崎県済生会 支部理事
- 社会福祉法人長崎市社会福祉協議会 評議員
- 社会福祉法人長崎厚生福祉団 評議員
- 長崎市移動等円滑化推進協議会 副会長
- 長崎市地域コミュニティ推進協議会 委員
- 社会福祉法人優輝会 評議員
- 学校法人東明館学園 評議員
- 独立行政法人長崎市立病院機構評価委員会 委員
- 社会福祉法人南高愛隣会 雲仙地区地域運営推進委員会 委員
所属学会
- 日本社会福祉学会
- 日本地域福祉学会