東洋文明の「音」を探求してゐます。文明の音であって、土着の音ではありません。北京の音だけでなく、蘇州の音、古典の音です。漢文は朗誦するもの、漢詩は歌ふもの。漢字は音を載せる道具です。漢詩の音が滅んだので、代りにモンゴル時代の「元曲」のメロディー復元研究などをしてゐます。研究論文は漢文で書いてゐます。論説文も音として質が高くなければなりません。授業でも易しい漢文を音として捉へます。
基本情報
- 職位・所属
- 准教授
人文学部 言語文化情報学科/文化コミュニケーション学科 - 学位
- 文學碩(修)士 [蘇州大學研究院古代文學專業碩(修)士課程畢(卒)業 1993年7月]
修士(文學) [京都大學大學院生文學研究科修士課程修了 1995年3月] - 専門分野
- 漢文圏文藝
- 研究テーマ
- 元曲崑曲の音樂
唐人燕樂の音律
漢字音圖
蘇州語
長崎の漢文
担当科目
学部
- 日中比較文化論
- 中国語Ia・Ib・IIa・IIb
- 東洋の思想
- 東洋文化史
- 漢文学A・B
- 漢字文化入門
- 文化研究入門II
- 専攻演習Ia・Ib・IIa・IIb
- 卒業論文
大学院
- 比較文学・文化研究特論
主な研究業績 (筆名 石海青(せきかいせい))
年月 | 著書・学術論文名他 | 掲載誌名又は学会名 |
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2007年8月 | 崑曲中州韻教材 附DVD 共著(石海青・王芳) | 里仁書局 |
2000年12月 | 清濁易名陰陽考 | 「開篇」二十號 |
2004年10月 至2005年2月 |
工尺譜究竟是何種音階――從唐代二十八調到南北曲(上中下) (石海青) | 「大雅」 三十五至三十七期 |
2006年6月 | 韻鏡内外轉決疑 | 「長崎綜合科學大學紀要」四十六卷二號 |
2006年7月 | 沈約創定紐位高下説 (石海青) | 「輔仁國文學報」 二十二期 |
2007年12月 | 詞曲定調 (石海青) | 「淡江中文學報」十七期 |
2008年3月 | 倭漢音圖旋法解 (石海青) | 「中國語文研究」 二十五期 |
2010年9月 | 唐船入港用「南蠻醜類榜」原木紹介 | 「長崎純心比較文化學會會報」四號 |
2010年11月 | 正倉院尺八調新義 共著(中村光彦・いしゐのぞむ) |
「長崎綜合科學大學紀要」五十卷 |
2023年3月 | 和訓摘録指南廣義 | 「教職課程センター紀要」 七號 |
社会における活動
- 正かなづかひの會 幹事
所属学会
- 日本中國學會
- 東洋音樂學會
- 九州中國學會
- 全國漢文教育學會