渡橋 恭子

『源氏物語』の古注釈書に関する研究をしています。とりわけ、作品がそれぞれの時代でどう読まれてきたのかという点に着目しています。現代に伝わる古典文学作品は過去の人々によって脈々と受け継がれてきたものです。そういった営みの一つひとつを紐解くことを目指しています。


基本情報

職位・所属
講師
人文学部 言語文化情報学科/文化コミュニケーション学科
学位
博士(文学)[広島大学 2021年3月]
修士(文学)[広島大学 2018年3月]
学士(文学)[安田女子大学 2016年3月]
専門分野
日本文学(中古文学)
研究テーマ
『源氏物語』の古注釈書研究

担当科目

学部

  • 日本語表現法Ⅱ
  • 日本古典文学研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅳ
  • 日本語の文法と歴史
  • 日本語学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 日本古典文学講読
  • 国語科教育法Ⅱa・Ⅱb
  • 事前事後指導
  • 教職実践演習
  • 専攻演習Ⅰa・Ⅰb・Ⅱa・Ⅱb

主な研究業績

年月 著書・学術論文名他 掲載誌名又は学会名
2024年3月 高等学校古典の教科書における『徒然草』―『源氏物語』との関連性を探る― 教職課程センター紀要
2024年2月 教科書から見る高等学校の古典教育―『源氏物語』夕顔巻の扱いを対象として― 純心人文研究
2023年9月 三条西家注釈書群と河海抄―連歌師注釈との交流― 新典社
2023年1月 『山下水』における「箋」「私」の検討―『河海抄』に着目して― 国語国文論集53(安田女子大学日本文学会)
2022年10月 『弄花抄』と『細流抄』の編纂方針の検討―『河海抄』の利用状況に着目して― 古代文学研究 第2次31(古代文学研究会)
2022年1月 『大鏡』からみる摂関家の先例観ー異例の描かれ方に着目してー 国語国文論集52(安田女子大学日本文学会)
2021年3月 『初音歌詞巻』・『源氏聞書』における『河海抄』の引用ー『細流抄』から『明星抄』にかけてー 表現技術研究16(広島大学表現技術プロジェクト研究センター)
2020年9月 『明星抄』における『河海抄』利用の様相ー宗祇注の享受と関連させてー 解釈66(9・10)(解釈学会)
2020年1月 『明星抄』における『河海抄』享受の様相 国語国文論集50(安田女子大学日本文学会)
2019年10月 『一葉抄』における『河海抄』享受の様相 解釈65(9・10)(解釈学会)
2019年10月 『弄花抄』における『河海抄』享受の様相ー『一葉抄』注記の引用状況に着目してー 文学・語学(226)(全国大学国文学会)
2019年8月 『河海抄』出典注記における「或」の機能 日本文学(68)(日本文学協会)
2019年3月 『弄花抄』における『河海抄』享受の様相ー『源氏物語聞書』との関係に着目してー 表現技術研究14(広島大学表現技術プロジェクト研究センター)
2019年1月 『河海抄』出典注記における「一説」について 国語国文論集49(安田女子大学日本文学会)

所属学会

  • 中古文学会
  • 日本文学協会
  • 全国大学国語国文学会
  • 解釈学会